接触における構成部品のグループ化(Grouping Components in Contact)

アセンブリがモーションの間に接触をする構成部品を含むとき、構成部品の 2 つのグループを作成できます。 そのうえで、グループ間の構成部品接触を分析でき、グループ内の構成部品間の接触を無視できます。

接触グループは接触力計算の1つの構成部品として扱われます。

接触グループを作成することにより、接触を考慮したアセンブリ モーションの計算時間が短縮されます。

モーション解析スタディで接触グループを定義するには:

  1. モーション解析スタディから、接触 Tool_3DContact.gif をクリックします。
  2. PropertyManager の 接触タイプ の下で、ソリッド ボディ Tool_3DContact.gif をクリックします。
  3. 選択アイテム で、接触グループ使用 をクリックします。
    2つのグループ構成部品選択フィールドが表示されます。
  4. それぞれの接触グループの構成部品を選択します:
    • 最初のグループの選択フィールドをクリックし、FeatureManager またはグラフィックス領域から構成部品を選択します。
    • 第 2 のグループの選択フィールドをクリックし、構成部品を選択します。

    グラフィックス領域の選択された構成部品の色は選択フィールドの色と同じになります。

    2つのグループに渡る接触ペアの数がPropertyManager で表示されます。 接触ペア数は、それぞれのグループにおける構成部品数の積です。 多くの接触ペアが現れるほど、モーション計算は長くなります。

  5. 他の接触オプションを選択し、 をクリックして PropertyManager を閉じるか、ピン ピン をクリックし、より多くの接触オブジェクトを定義します。

接触セットの例

複数の接触アイテム セットが必要な場合があります。

例:
  • ローラー テーブル(ローラー数: 10)上を移動する部品の場合: 1つの接触セットを固体ボディ接触グループとして定義します。 最初のグループは10のローラーを含んでいて、2番目のグループはただ1つだけの部品を含んでいます。
  • 金属ボックス内にある 4 つのゴム ボールの場合: 2つの接触セットを定義します:
    • 最初のセットは固体ボディ接触グループです: 4つのボールは1つのグループに含まれ、ボックスは他のグループにあります。
    • 2番目のセットは4つのボールを含んでいる固体ボディ接触セットです。 4 つのボールを含む接触アイテムのセット(各セットに 6 の接触アイテム)の材料は、ゴム - ゴムと指定されます。