アセンブリの重心点

アセンブリに 重心(COM)点を追加することができます。 構成部品に追加された COM 点もアセンブリに表示されます。

COM 点の位置は、モデルの重心が変動すると更新されます。 たとえば、構成部品を追加、変更、削除、または抑制したり、アセンブリ フィーチャーを追加または削除すると、COM 点の位置が更新されます。 COM 点は、質量が釣り合っている必要があるアセンブリ(過度の振動を防ぐ場合など)を設計する場合などに便利です。

アクティブなアセンブリでは、質量特性に関連する重心と関係式の操作は、所用時間が 0.5 秒以下の場合のみ更新されます。 更新に 0.5 秒より長くかかる場合、重心と関係式には のマークが付き、再構築を手動で開始するまで更新されません。

重心の計算には、次のものが含まれます。
  • 非表示構成部品
  • ライトウェイト構成部品 ただし、ライトウェイト構成部品の構成部品ファイルで作成された COM 点や COMR 点は、親アセンブリでは表示されません。
重心の計算から構成部品を除外するには、その構成部品をエンベロープ構成部品にします。

距離合致、一致合致、同心円合致でアセンブリの構成部品の COM 点への合致関係を指定できます。 アセンブリ自体の COM 点への合致関係は指定できません。

構成部品ファイルに COM 点または重心の参照 (COMR) 点を追加すると、親アセンブリにこれらの点が表示されます。
center_of_mass_feature_component_part.png 重心、部品 部品である構成部品の重心を表します。 部品ドキュメントで定義します。
center_of_mass_feature_component_subassembly.png 重心、サブアセンブリ サブアセンブリである構成部品の重心を表します。 サブアセンブリ ドキュメントで定義します。
center_of_mass_part_overridden.gif 重心、部品、ユーザー定義 アセンブリで、部品である構成部品のユーザー定義の重心を表します。 質量プロパティの上書きダイアログ ボックスにおいて、部品ドキュメントで定義します。
center_of_mass_subassy_overridden.gif 重心、サブアセンブリ、ユーザー定義 アセンブリで、サブアセンブリである構成部品のユーザー定義の重心を表します。 質量プロパティの上書きダイアログ ボックスにおいて、サブアセンブリ ドキュメントで定義します。
COM_reference_point_feature_GA.gif 重心参照点 部品の FeatureManager デザイン ツリーで、その点の上にフィーチャーの重心を表します。

たとえば、このアセンブリでは、center_of_mass_feature.png はアセンブリの重心を表し、center_of_mass_feature_component_part.png は 3 つの構成部品の重心を表します。

center_of_mass_assembly_components.png

COM 点と COMR 点が表示されない場合は、重心の表示Tool_View_Center_of_Mass (表示ツールバー)または表示 > 非表示/表示(Hide/Show) > 重心をクリックします。