レポートされているフィーチャー比較の制約事項(Known Limitations of Compare)

ドキュメント比較の制約事項(Known Limitations of Compare Documents)

  • 異なる種類のドキュメントを比較した場合(例えば、部品ドキュメントとアセンブリ ドキュメント)、共通のプロパティのみが比較されます。比較の結果はファイル プロパティ(File Properties)とドキュメント プロパティ(Document Properties)に分類されます。
  • ドキュメントの比較(Compare Documents)は、表示のみ(view only)モードのドキュメントでは実行できません。読み取り専用(Read Only)モードのドキュメントでは実行できます。

レポートされているフィーチャー比較の制約事項(Known Limitations of Compare Features)

  • フィーチャー比較 (Compare Features) はパラメータ化されたフィーチャーを持つ SOLIDWORKS 部品で動作します。 パラメータ化されたフィーチャーは、それらの寸法を修正することができるフィーチャーです。 パラメータ化されたフィーチャーを持たない部品の1つの例は、「インポート1」のフィーチャーだけを持つインポート部品です。 フィーチャー比較 (Compare Features) は、色、表示、テクスチャを含む外観プロパティも比較します。
  • フィーチャー比較(Compare Features)はソリッド フィーチャーのみで動作します。
  • フィーチャー比較 (Compare Features) はフィーチャーのペアを行う主要な条件としてフィーチャー名を使用します。

    2つの部品で同一フィーチャーの名前を変更した場合、フィーチャー比較(Compare Features)はこれらのフィーチャーをユニークであると分類します。例えば、部品 A のフィーチャー Hole-1 は、部品 B のフィーチャー Hole-1-Mod と同一です。名前のみが異なります。比較するとき、Hole-1Hole-1-Mod の両者は、変更されたフィーチャーの代わりにユニークなフィーチャーとして分類されます。  

    同一のフィーチャーであっても、2 つの異なる SOLIDWORKS の言語バージョンからの 2 つの部品を持っている場合、それらの名前が異なるので、フィーチャーはユニークであると分類されます。

  • フィーチャー比較 (Compare Features) は、厚み付け、キャビティ、曲面、変形、組み合わせ、結合、分割、移動/コピー、またはボディ削除フィーチャーを比較しません。 これらのフィーチャーは、比較 タスク パネルの フィーチャー比較結果 CompareFeatures_ResultsTab.gif タブで、ツリーの 非比較フィーチャー(Uncompared Features) の下に表示されます。
  • 比較フィーチャー(Compare Features)は、完全に似ていない部品を意味ありげに識別することができません。

    完全に似ていない部品が同じ名前と種類のフィーチャーを持つ場合、比較フィーチャー(Compare Features) はこれらのフィーチャーを比較し、同一である、または変更されているものとしてそれらを分類しようとします。

  • フィーチャー比較(Compare Feature)では、二つの部品が原点に対して同じ位置にある必要があります。いずれかの部品が移動された場合、正確な結果が得られない場合があります。

ジオメトリ比較の制約事項(Known Limitations of Compare Geometry)

  • ジオメトリ比較(Compare Geometry)は、各ソリッドを一つのエンティティとして扱います。部品のフィーチャーは比較されず、フィーチャーパラメータの相違点を識別することはできません。フィーチャーを比較するには、ユーティリティ(Utilities) > フィーチャー比較(Compare Features)をクリックします。
  • 分析面 (平面、円筒形、球など) を比較する場合、元のサーフェスの関係式が使用されます。但し、スプライン面では元のスプライン サーフェスの関係式を比較するのに別のサンプリング テクニックが使用されます。場合によっては、スプライン面の比較では正確な結果が得られない場合があります。
  • 多くのスプライン面をもつ部品の体積比較の計算は、失敗する場合があります。多くのスプライン面をもつ部品の体積比較のオプションはオフに設定することができます。
  • 面が裂片面である場合、または非常に小さい領域をもつ場合、ユニークな面と変更した面の正確な結果が得られない場合があります。
  • ご使用のコンピュータに FeatureWorks がインストールされている場合、パラメータ化されていないフィーチャーを開くと次のような状態になります。

    FeatureWorks によりインポートした部品のフィーチャー認識を実行するかどうかを問うダイアログボックスが表示されます。いいえ(No)をクリックします。

    フィーチャー認識の開始で、はい(Yes)を選択する場合、フィーチャー比較(Compare Features)タスクパネルで比較を実行(Run Comparison)をクリックしないで下さい。同時に2つを実行することは好ましくない結果を持つ可能性があります。

  • フィーチャー比較(Compare Feature)では、2 つの部品が原点に対して同じ位置にある必要があります。いずれかの部品(またはアセンブリ)が移動された場合、正確な結果が得られない場合があります。 部品を整列(Align parts)を選択し、原点に対して異なる位置にある、幾何的に相似形のボディを比較します。