抜き勾配分析 PropertyManager

解析パラメータと色を設定し、不十分な抜き勾配をもつ領域を識別し、表示します。

分析を実行するには:

抜き勾配分析 (モールド ツール ツールバー) または 表示（View） > 表示タイプ（Display） > 抜き勾配分析（Draft Analysis） をクリックします。 解析パラメータと色を設定し、 をクリックします。

PropertyManager を閉じた後、解析結果がグラフィック領域に表示されたままになり、部品ジオメトリを変更するとリアルタイムで更新されます。 ポインタをモデル上まで移動すると、その領域の抜き勾配角度が表示されます。

分析パラメータと設定を編集するには:

表示 > 変更 > 抜き勾配分析 をクリックします。

分析をオフにするには:

抜き勾配分析 (表示ツールバー)、または 表示（View） > 表示タイプ（Display） > 抜き勾配分析（Draft Analysis） をクリックします。

解析パラメータ

  開く方向 平坦な面、直線状のエッジ、軸を選択して開く方向を定義します。 反対方向 をクリックするか、グラフィック領域でハンドルをクリックし、開く方向を逆にします。この場合、結果にレポートされる面の情報 (正か負か) が反対になります。
抜き角度 モデルの既存角度と比較するための参照抜き勾配角度を入力します。
  調整トライアド 開く方向を操作し、抜き勾配に関する問題の回避を表示、または問題を最小化できるようにします。グラフィック領域でトライアドのリングをドラッグすると、開く方向が変更されます。面の色が自動的に更新され、次の読み取り専用の値が PropertyManager に表示されます。
  • X軸との角度
  • Y軸との角度
  • Z軸との角度
  面の分類 各面を色の設定（Color Settings）でカテゴリ分類し、対応する色を各面に適用し、各タイプの面数を表示します。このオプションを選択解除すると、分析により面の角度のコンター マップが生成されます。例えば、ロフト面では、面の角度の変更に従って面の各領域が異なる色で表示されます。
  勾配変化面を検索 (面の分類 が選択されたときにのみ使用できます。) カーブ面に適用されている抜き勾配を分析し、勾配面を識別します。 勾配面は、カーブ面の一部の点が抜き勾配角度の条件と一致し、他の点が一致しない場合に発生します。 色の設定 の 正値勾配変化面 および 負値勾配変化面 を参照してください。
  計算（Calculate） 抜き勾配分析を計算します。

色の設定

異なる分類をもつ面は、グラフィックス領域でそれぞれ違う色で表示されます。 開く方向や抜き勾配角度を変更すると、結果はリアルタイムで更新されます。

  漸進的な移動 （面の分類（Face classification）が選択されていない場合のみ利用可能です)。角度の範囲（許容抜き勾配からアンダーカット抜き勾配）をスペクトルの色で表示します。漸進的な移動は、特に抜き勾配角度に多くの変位をもつ複雑なモデルで便利な機能です。
  抜き勾配付きサーフェス面 （サーフェス解析中に面の分類（Face classification）が選択されている場合のみ利用可能です)。抜き勾配の条件と一致するサーフェスが表示されます。サーフェスの片側で正の値を持つ抜き勾配の反対側は負の値を持つことになるため、分類の数値の部分（許容抜き勾配（Positive draft）とアンダーカット抜き勾配（Negative draft））には追加されません。
  許容抜き勾配 開く方向に対して面の角度が参照角度よりも大きい面を表示します。
  抜き勾配が必要な勾配 正の値を持つ参照角度より小さく、負の値を持つ参照角度より大きい角度を持つ面を表示します。
  アンダーカット抜き勾配 開く方向に対して面の角度が負の値を持つ参照角度よりも小さい面を表示します。
  許容＆アンダーカット混在面 正の値を持つ抜き勾配と負の値を持つ抜き勾配の両方を含む面を表示します。 一般的には、分割ラインの作成で、許容＆アンダーカット混在面を回避できます。
  正値勾配変化面 許容抜き勾配をもつ勾配変化面を表示します。
  負値勾配変化面 アンダーカット抜き勾配をもつ勾配変化面を表示します。
非表示/表示 （面の分類（Face classification）が選択されている場合のみ利用可能です)。クリックで、カテゴリにあるすべての面を非表示/表示にします。
  色の編集 （面の分類（Face classification）が選択されている場合のみ利用可能です)。クリックで、カテゴリに関連付けられた色を変更します。