外部参照のあるコンフィギュレーションのベスト プラクティス

部品に複数のコンフィギュレーション アセンブリからの外部参照が含まれる場合のベスト プラクティスは、各アセンブリ コンフィギュレーションについて対応する部品コンフィギュレーションを作成することです。

アセンブリ内の複数のコンフィギュレーションからの外部参照が部品の 1 つのコンフィギュレーションの定義に影響を与える場合、警告が表示されます。 このような多対 1 (n:1)関係は推奨されません。 最後に更新されたアセンブリ コンフィギュレーションだけが、最新の状態になります。 それ以外のアセンブリ コンフィギュレーションは古い状態になるので、アクティブ化するときの再構築に時間がかかります。 また、部品の 1 つのコンフィギュレーションの異なるバージョンは固有の識別子を持たないので、間違ったバージョンを製造または購入される可能性があります。

ベスト プラクティスは、アセンブリのコンフィギュレーションと部品のコンフィギュレーションの間に 1 対 1 (1:1)の関係を持たせることです。

Stack という名前のアセンブリには、Fixture という名前の部品に対してブロックの積重ねがあります。 Fixture の高さをブロックの積重ねより 20mm 高くします。 つまり、ブロックの積重ねの高さが H の場合、Fixture の高さは H+20 です。
managing_cfg_data_example_H.gif

このアセンブリには 3 つのコンフィギュレーションがあります。 各コンフィギュレーションには異なるサイズのブロックがあり、したがって H が異なります。拘束はアセンブリのコンテキストで作成され、高さは一番上のブロックの面から 20mm のオフセットと定義されます。

問題:

n:1 の関係 - 非推奨

アセンブリの複数のコンフィギュレーションが、部品の 1 つのコンフィギュレーションを参照しています。
アセンブリ: Stack (小) Stack (中)
部品: Fixture (デフォルト) Fixture (デフォルト)
  managing_cfg_data_example_small.gif managing_cfg_data_example_med.gif
アセンブリ: Stack (大)  
部品: Fixture (デフォルト)  
  managing_cfg_data_example_large.gif  
アセンブリのコンフィギュレーション 高さ(H) 部品コンフィギュレーション 高さ(H+20)
30 デフォルト 50? 65? 80?

どのアセンブリ コンフィギュレーションがアクティブかに依存します。

中級 45
60
Fixture の高さは他の 2 つのコンフィギュレーションに対して古いので、最新のコンフィギュレーション データは最後に更新されたアセンブリ コンフィギュレーションに対してのみ保存されます。 たとえば、アセンブリ コンフィギュレーション Large をアクティブにした場合、Fixture の高さは 80 です。したがって、コンフィギュレーション Small および Medium については、Fixture の高さが古くなります。

解決策(Solution):

1:1 の関係 - ベスト プラクティス

各アセンブリ コンフィギュレーションに対して、部品内に対応するコンフィギュレーションを作成します。
アセンブリ: Stack (小) Stack (中)
部品: Fixture (短) Fixture (平均)
  managing_cfg_data_example_small.gif managing_cfg_data_example_med.gif
アセンブリ: Stack (大)  
部品: Fixture (高)  
  managing_cfg_data_example_large.gif  
アセンブリのコンフィギュレーション 高さ(H) 部品コンフィギュレーション 高さ(H+20)
30 50
中級 45 平均 65
60 80
このようにすると、Fixture の各バージョンが固有の識別子を持つようになります。 各アセンブリ コンフィギュレーションに対して最新のコンフィギュレーション データが保存されます。 データを再構築する必要がないので、アセンブリ コンフィギュレーションを切り替える時間が短くなります。