抜き勾配解析(Draft Analysis)

プラスチック部品や金型製造の設計者の方は、抜き勾配分析(Draft Analysis)ツールを使用して部品の面に対して正確に抜き勾配が適用されているかチェックできます。抜き勾配分析を使用すると、抜き勾配角度の検証、面の角度の確認、また分割ライン、射出サーフェス、取り出しサーフェスを決定することができます。

DraftXpert を使用して、抜き勾配分析を実行することもできます。

基準

抜き勾配分析を実行するには、次の条件を指定する必要があります:
  開く方向 平坦な面、直線状のエッジ、軸を選択して開く方向を定義します。開く方向は、調整トライアド (Adjustment triad) を選択し、トライアドをドラッグすることで調整できます。

  面の分類 分析により抜き勾配角度を基準とし、モデルのそれぞれの面がチェックされます。計算(Calculate)をクリックすると、各面は別の色で表示されます。このオプションを選択解除すると、分析により面の角度のコンター マップが生成されます。
どちらの分析を実行する場合も、開く方向 (Direction of Pull) と抜き勾配角度 (Draft Angle) の両方を指定する必要があります。
反対方向(Reverse Direction) 開く方向を変更する場合に、クリックします。
抜き角度 参照抜き勾配角度を入力します。この参照角度とモデルの抜き勾配角度が比較されます。