シャットオフ サーフェス フィルの種類

シャットオフ サーフェスは、パーティング ラインや継続したループを形成するエッジに沿ってサーフェス パッチを生成することにより、貫通穴を閉じます。シャットオフ サーフェスは、モデルでパーティング ラインを作成する前、または作成した後に作成できます。

曲率は、異なるフィル タイプ(接触(Contact)、正接(Tangent)、またはフィルなし(No Fill))を選択することにより、制御することが可能です。
寸法テキストをクリックすることによって、フィル タイプのループを接触から正接、またはフィルなしへと切り替えることができます。

コンタクト

選択した境界でサーフェスを作成します。全てのループにおいて自動的に選択されるサーフェス フィル タイプです。

正接(Tangent)

選択した境界でサーフェスを作成しますが、パッチ エッジの隣接する面との正接を保持します。正接指定に使用する面を変更するには矢印をクリックします。
1- 穴の壁面に正接:
surface_fill_tangent_02.gif arrow_right.gif tangent_patches_01.gif
2 - 穴が貫通するサーフェスに正接:
surface_fill_tangent_01.gif arrow_right.gif tangent_patches_02.gif
単純なループに加えて、複雑な貫通穴に正接を使用すると、ソフトウェアがエッジのペアを収集し、図の様に一連の平坦なサーフェスの構成と編み合わせを行います。
mold_shutoff_telescopic_01.gif mold_shutoff_telescopic_03.gif mold_shutoff_telescopic_02.gif
複雑な貫通穴 穴の壁面に正接なシャットオフ サーフェスのパッチ 穴が貫通するサーフェスに正接なシャットオフ サーフェスのパッチ

フィルなし

サーフェスは作成されません(通し穴にパッチが適用されません)。 このオプションは、SOLIDWORKS に対して、コアとキャビティが分割できるかを判定する際にこれらのエッジを無視するように指示します。

キャビコア ブロックを2つの部分に分割するには、通し穴の無い 2 つの完全なサーフェス(コア サーフェスとキャビティ サーフェス)が必要です。シャットオフ サーフェス(Shut-off Surfaces)ツールによって自動的に全ての通し穴が識別され、フィル埋めされることが理想的と言えます。場合によっては、特定の通し穴をパッチするためのサーフェスが成生できない場合があります。この場合、その通し穴をエッジ ループを選択することによって識別し、フィルなし(No-Fill)オプションを選択する必要があります。シャットオフ サーフェス(Shut-off Surface)PropertyManagerを閉じた後、マニュアルでサーフェス パッチを作成します。

マニュアルで通し穴をパッチする場合、次の SOLIDWORKS ツールと機能を使用できます:
  • サーフェス ツールバーのツール
  • ロフトの SelectionManager
  • 任意の2つの平坦なエッジの間に平坦なサーフェスを作成する機能
モデルで許可されているシャットオフ サーフェス (Shut-off Surface) フィーチャーは 1 つだけです。そのため、1つのフィーチャー内では、すべての通し穴に接触(Contact)、正接(Tangent)、またはフィルなし(No Fill)のフィルタイプを指定する必要があります。