図面内のブロックの概要

図面の中のブロックは、部品とアセンブリ(parts and assemblies)でのブロックと異なります。何故なら図面のブロックは:
  • デフォルトで寸法が表示されます。
  • FeatureManager デザイン ツリーのブロック FM_block.gif フォルダーにブロックあたり(インスタンスあたりではなく) 1 行で表示されます。

ブロックの保存はオプションです。ブロックをファイルに保存せずに図面内でブロックを作成したり、編集や移動できます。

複数の引出線寸法があるスケッチからブロックを作成すると、元の寸法以外のすべての引出線が削除されます。

挿入点(Insertion Points)

ブロックには挿入点があります。ブロックを挿入/貼り付けすると、ブロックのインスタンスが選択位置か貼り付けの位置にくるよう配置されます。ブロック インスタンスは、挿入点を基準にスケール化、または回転されます。
block_insertion_point03.gif

ブロック PropertyManager でブロックの挿入点の位置を変更できます。

引出線(Leader)

ブロックの引出線には引出点(隅がブロックに固定されます)があります。ブロックに引出線を追加したり、また引出点をブロック内の任意の位置にドラッグできます。ブロック (Block) PropertyManager で引出点の位置を変更できます。また、ブロック引出線で矢印のスタイルとサイズを変更できます。

ブロック内の注記上にある引出線を調整し、モデルまたはスケッチ エンティティへ添付させることはできません。

レイヤー

ブロックを作成する前に、スケッチ エンティティとアノテート アイテムをレイヤー上に移動できます。これらをブロック エディタでレイヤー上に移動させることもできます。

ブロックがレイヤー上にある場合はレイヤーの表示属性がブロック全体に適用され、別のレイヤー上にあるブロック内のエンティティのレイヤー属性はすべて無視されます。スケッチ ジオメトリに作図線(For construction)のマークが付いている場合、作図線(For construction)はスタイル属性ではなくスケッチ プロパティであるため、線の種類は上書きされません。

スナップ(Snapping)

ブロックは、ブロック内のスケッチ点(例えば、直線の端点、矩形の頂点など)を使用してドラッグできます。点は、次の組み合わせで推測され、スナップ整列されます:ブロック-ブロック、ブロック-スケッチ、スケッチ-ブロック、スケッチ-スケッチ。