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ボルト(Vault)の設定(Vault Settings)

VaultAdmin のボルトの設定(Vault Settings)タブでボルト管理者は、アドミン権限を付与し、グローバルなボルトの設定を指定します。

ボルト情報(Vault information)

ボルト情報では次の読み取り専用情報を提供します:

  • ボルト コンピュータ(Vault computer): ボルトが存在するコンピュータをいいます。

  • ライセンス タイプ.(License type): 一般または SolidWorks Workgroup PDM Viewer。

  • ルート ディレクトリ(Root directory): ボルト フォルダー。 このディレクトリに削除したファイルやプロジェクト、管理者用のファイルなどのプロジェクトやフォルダーが表示されます。 ログ ファイルはルート ディレクトリに表示されます。

ライセンスの変更(Change License): 変更 : SolidWorks Workgroup PDM ボルト ライセンス キーを変更します。

ボルト ロック(Vault Lock)

ボルトは SolidWorks のタスク スケジューラのSolidWorks Workgroup PDM ファイルの変換(Convert SolidWorks Workgroup PDM Files)作業中には、自動的にロックされます。

ロック解除(Unlocked): 通常の作業(クライアントは、ボルトでドキュメントをチェックアウト、またチェックインできます)。

ロック解除指定(Unlocked for): ドキュメントをアーカイブ、またはドキュメントをバルク ロードするユーザーを一人、通常はボルトアドミン権限者を選択します。

ロック(Locked): ボルトでの全ての作業を防ぎ、ボルト管理者がログ ファイル、バックアップなどを管理できるようにします。 また、サービスを停止 します。

ボルトがロックされていると、クライアントはログインできません。 ボルト管理者がボルトをロックする際に、クライアントが既にログインしていた場合、クライアントはログインされたままの状態になりますが、ボルトでどのようなコマンドをも実行することはできません。(チェックイン(Check In)、ドキュメント情報(Document Information)、注記の追加(Add Note)など)。

グローバル設定(Global settings)

グローバル設定はすべてのユーザーとアドミン権限者に適用されます。

  • 最新ファイルのコピーを別途保存(Keep extra copy of latest files): ドキュメントの最新バージョンのコピーは、プロジェクトフォルダーのLatest(最新)という名のフォルダーに保存されます。 メインのコピーが損傷した場合に備え、ボルトにドキュメントのコピーが保存されます。 ボルトの空きディスク容量を確保するにはこのチェックボックスを選択解除します。

この設定を選択しておくと、ドキュメントのコピーにかかる時間が長くなります。

  • アクセス権のないプロジェクトを隠す(Hide projects with no access): ボルト ビューでプロジェクトにアクセス権のないユーザにはプロジェクトが非表示になります。 または、プロジェクトは透明なアイコンとグレイのテキストとともに表示されます。

  • ユーザログイン要求(Force user login): ユーザはクライアントにログインする必要があります。 ユーザーは、それぞれのパスワードを保存することはできません。

  • リビジョンの更新を許可(Allow revision bumping): ドキュメントを開かずにドキュメントのリビジョン更新を許可します。

ユーザーが図面ドキュメントのリビジョンを更新する場合、この情報はドキュメント プロパティに入力され、また図面のタイトルブロック、リビジョン テーブルにも表示されます。

  • 最後のリビジョンを上書きする(Allow latest revision overwrite): ボルト内のドキュメントを上書きし、ボルトのドキュメントと同じリビジョン レベルでユーザがドキュメントをチェックインできるようにします。

  • ドキュメント プロパティの変更を許可(Allow change document properties): ユーザーが SolidWorks Workgroup PDM でドキュメントのプロパティを変更できるようにします。 選択解除すると、元のアプリケーション (SolidWorks、Microsoft Wordなど) でドキュメント プロパティを変更できます。 クライアントが、ドキュメントのリビジョンを増加させることができるように、この選択をチェックしなくてはなりません。

  • サブプロジェクト作成時に従う(Allow users to create sub projects): 書き込み権のあるユーザはプロジェクトの下にサブプロジェクトを作成できます。 選択解除すると、アドミン権限者のみサブプロジェクトを作成できます。

  • 読み取り専用ユーザーには SolidWorks Workgroup PDM Viewer でのドキュメントのオープンを許可しない. SolidWorks Workgroup PDM Viewer で読み取り専用アクセスをもつユーザーは、eDrawings でドキュメントを参照できますが、保存することはできません。 Microsoft Office など他のアプリケーションに関連付けられているドキュメントを開くことはできません。

  • SolidWorksに関連付けられていない .prt/.asm/.drw 拡張子(.prt/.asm/.drw extensions not associated with SolidWorks): 拡張子が SolidWorks 以外のドキュメントに関連づけられていてもかまいません。 例えば、CADKey ファイルは SolidWorks ファイルとしては扱われません。

  • 別ユーザーが所有するドキュメントへの添付を許可する(Allow attachments to documents owned by other users): 添付ファイルを参照してください。

  • 所有者以外のユーザーにはファイル システムの属性を読み取り専用に指定(Set filesystem read-only attribute if not owner): ユーザーがボルトからドキュメントを開くと、SolidWorks Workgroup PDM によりローカル ドライブにドキュメントがコピーされ、ウィンドウズのローカルコピーには読み取り専用(Read-Only)と表示されます。 このようなドキュメントはボルトへはチェックインしないでください。

  • ユーザーのボルト内でのドキュメントの名前変更を許可(Allow users to rename documents in the Vault): ユーザーは、ボルト内でドキュメントの名前を変更する前にローカルのドキュメントのコピーを削除し、古い名前をもつドキュメントがボルトにチェックインされないようにする必要があります。

  • パフォーマンス電子メールを有効にする(Enable performance email): ボルトのサービスにより、SolidWorks Workgroup PDM によって生成されたパフォーマンス ログファイルが SolidWorks Corporation へと送信されます。

  • 所有権を SolidWorks RW(読み取り/書き込みアクセス)/RO(読み取り専用アクセス)と関連付ける(Bind ownership to SolidWorks read-write/read-only access): SolidWorks 2005 より使用できるようになりました。SolidWorks 読み取り/書き込みアクセスは、SolidWorks Workgroup PDM の所有権と関連付けられます。 マルチユーザー環境を参照してください。

  • チェックイン時に図面検証をスキップする(Skip drawings validation during check in): これにより、SolidWorks ソフトウェアで事前検証する前に図面をチェックインできます。

チェックイン時に最新ではない、または変更前のビューやアノテート アイテムが図面に存在する場合、ボルトの図面は最新のものではありません。 たとえば、ユーザー定義プロパティのリビジョンにリンクされたタイトル ブロック テキストが不正確になります。

  • 一般的な SolidWorks 図面をチェックインする際、Vault に PDF ファイルを作成する クライアントがボルトに図面をチェックインするとき、同じ名前の PDF ファイルが図面のために自動的に作成されます。 SolidWorks 図面の PDF ファイルの作成 (Generating PDF Files for SolidWorks Drawings)を参照。

アドミン権限者(Administrators)

デフォルトとして設定されている、ユーザーとグループ タブで作成されているすべてのユーザーやグループのアカウントをリスト表示します。 一人のユーザのイメージ はユーザが一人であることを示し、複数ユーザのイメージ はグループであることを示します。 ユーザーやグループにアドミン権限を付与するには、名前の横のチェックボックスを選択します。

アドミン権限者は、VaultAdmin にアクセスし、ユーザーやプロジェクトを作成、またリビジョンやライフサイクル ステータスの構造を設定し、すべてのユーザに適用可能なグローバルな設定を指定できます。

  • 常に最低一人のアドミン権限者を選択しておく必要があります。

  • アドミン権限をもつすべてのユーザーは同等の権限をもつため、任意のアドミン権限者が、他のアドミン権限者の権限を削除できます。

  • アドミン権限者は、自分の権限を削除することはできません。

ボルトの起動時(On Vault Startup)

ボルトの検証(Validate vault): PDMWorks Workgroup は、ボルト内の各プロジェクトを検索し、各ドキュメントが有効であるかどうかチェックします。 このプロセスを実行する頻度を選択します:

  • 次回起動時(Next startup): ボルトの検証(Validate vault)を実行するオプションは、次回、検証に成功した後にはクリアされます。

  • 起動時ごと(Every startup)

ボルトは、各インストレーション後に検証され、オプションの設定に関係なくアップグレードされます。

ドキュメントを SolidWorks eDrawings で参照(Viewing with SolidWorks eDrawings)

ボルトアドミン権限者は、クライアントが SolidWorks eDrawings Professional をもっていない場合にも下記の SolidWorks eDrawings Professional ツールを Workgroup PDM で使用できるようにします。

  • マークアップを許可する(Allow markup)

  • 測定を許可する(Allow measure)

  • 保存を許可する(Allow save)

SolidWorks eDrawings の寸法(Dimension)と測定(Measure )のツールは SolidWorks Workgroup PDM において次のルールに従います:

  • マークアップ(Markup)と測定(Measure)が有効な場合、寸法(Dimension)を使用するとそれが有効になり、が表示されます。

  • マークアップ(Markup)が有効で測定(Measure)が有効でない場合、寸法(Dimension)を使用するとそれが有効になりますが、は表示されません。

  • マークアップ(Markup)が有効でなく、測定(Measure)が有効な場合、寸法(Dimension)は有効になりませんが、測定(Measure)ツールを使用することができます。

  • マークアップ(Markup)と測定(Measure)の両方が有効でない場合、寸法(Dimension)と測定(Measure)は使用できません。

ドキュメントの削除、ロールバック、アーカイブ(Delete, Rollback, Archive documents)

ボルトからドキュメントを削除、ロールバックまたはアーカイブする権限のあるユーザーを定義します。

  • 削除しない(No one): アドミン権限者とユーザーに該当します。

  • アドミン権限者のみ(Administrators only): アドミン権限者のみです。(アドミン権限者 (Administrators)のみに設計されています。)

  • すべてのユーザ(All users): 任意のユーザーとアドミン権限者に該当します。

ドキュメントが別のドキュメントによって参照されている場合もドキュメントを削除できます。

アドミン権限者のみ(Administrators only)を選択したが、ユーザがプロジェクトからドキュメントを削除できるようにするには、使用していないドキュメントを移動し収納先とする新規プロジェクトを作成 (例えばごみ箱(Trash)など)します。 定期的にボルトのアドミン権限者は、このプロジェクトからドキュメントを削除できます。

ボルト ログ(Vault Log)

ログ ファイルは、アドミン権限者が問題をトラブルシューティングし、テクニカル サポートにレポート可能な情報を保存します。

保存(Save):ログファイルを指定の場所に保存します。 ログファイルは、メモ帳などの任意のテキストエディタで開くことができます。

クリア(Clear):ログファイルを削除します。 ファイルは、削除後、データを蓄積します。

ログファイルを保存、または削除中にVault(ボルト)での作業を防ぐにはVault(ボルト)をロック、またはサービスを停止 します。

ボルトをロック解除し忘れた場合、VaultAdmin(ボルトアドミン)ツールからログアウトすると SolidWorks Workgroup PDM は自動的にボルトをロック解除します。

バージョン情報(About)

バージョン情報(About)ボックスに SolidWorks Workgroup PDM に関する情報が表示されます。 更新(Update)をクリックすると、 VaultAdmin を最新のバージョンへと更新できます。

関連トピック

プロパティ(Properties)

プロジェクト(Projects)

ライフサイクル(Lifecycle)

リビジョンの設定(Revision Scheme)

Toolbox と Workgroup PDM(Toolbox with Workgroup PDM)

ユーザーとグループ(Users and Groups)

 

 



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