固有値解析の実行(Performing Frequency Analysis)
固有値解析を実行するには:
固有値解析スタディを作成します。 Simulation スタディ ツリーで、トップにあるアイコンを右クリックしてプロパティ(Properties)を選択します。 スタディのプロパティ(Properties)を定義して固有振動数を設定します。 プログラムはすべての剛体モード(rigid body modes)に加えて、デフォルトで最も低い 5つのモードを計算します。
それぞれの固体、シェル、梁に対して材料(material)を定義します。 固体、シェル、梁に材料を定義するには、Simulation スタディ ツリー で対応するアイコンを右クリックし設定/編集 材料特性(Apply/Edit Material)を選択します。 材料プロパティには質量密度が必要なことに注意してください。
必要に応じて拘束を定義します。 FFEPlus ソルバは、剛体モードを自動的に検出します。 オプションを FFEPlus または自動に設定した場合、荷重を定義する必要はありません。 剛体モードは必要なモード次数の中にカウントされません。 例えば、サポートされていないモデルの固体に対する 5 次モードを求めると、FFEPlus は 5 次の要求されたモードの他に 6 次の剛体モードを算出します。 直接スパース(Direct Sparse)ソルバを使用する場合は、モデルを安定させるための拘束条件を設定するか、モデルを安定化させるためにソフトスプリングを使用(Use soft spring to stabilize the model)オプションを使用する必要があります。 しかし、拘束条件はモードに直接影響を与えることに注意してください。
必要に応じて荷重を定義します。 荷重の設定は必要ありませんが、設定された場合は使用されます。 定義された荷重を持つ固有値の問題を解決するには、直接スパース(Direct Sparse)ソルバが必要です。 スタディ アイコンを右クリックすると、熱伝導荷重と流体荷重を定義できます。プロパティ(Properties)を選択し、流れ/熱効果(Flow/Thermal Effects)タブをクリックします。
アセンブリおよびマルチボディ部品については、適切な接触設定の定義を忘れてはいけません。 自由、ボンド以外の接触条件は固有値解析スタディでは使用できません。
モデルのメッシュを作成して、スタディを実行します。 スタディを実行する前には、結果オプション(Result Options)により全モード形状に対するプロットの自動生成を指示することが可能です。
メッシュ作成前にスタディを実行しようとすると、その実行前にメッシュ作成が自動で行われます。 スタディの実行は、メッシュ作成終了後、解析を実行(Run analysis after meshing)(メッシュ PropertyManager)をチェックすることによっても行えます。
結果表示:
結果フォルダーにあるアイコンのダブルクリックにより関連するプロットを表示します。
結果 (Results)フォルダーを右クリックし固有振動数表示(List Resonant Frequencies)を選択することにより、すべての剛体モードに加えて指定した数の固有振動数を一覧します。
結果(Results)フォルダーを右クリックし質量寄与率(List Mass Participation)を選択することにより、計算されたモードの質量寄与を一覧します。
新しい変位プロットを定義するには、結果(Results)フォルダーを右クリックし変位図プロット定義(Define Displacement Plot)を選択します。
新しい変形プロットを定義するには、結果 (Results)フォルダーを右クリックし変形図プロット定義(Define Deformation Plot)を選択します。
アクティブ プロットのアニメーションを作成するには、そのアイコンを右クリックし、アニメーション(Animate)を選択します。
レポートを生成するには、レポート(Report)フォルダーを右クリックし定義(Define)を選択します。
解析結果の詳細オプションについてはここを参照してください。
結果フォルダーのないスタディを実行すると、ソフトウェアによってフォルダーが作成され、スタディ タイプの結果オプション(Result Options)の指定に沿ってプロットされます。 結果フォルダーが既にある場合は、ソフトウェアは既存のプロットを更新します。
関連トピック
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