非線形弾性モデル(Nonlinear Elastic Model)
応力テンソルの構成要素が互いに一定した比率で単調に変化する比例荷重に関する応力履歴の特定事例の場合、次の形式でひずみを応力の最終状態の項として表現できます:

ここで、Dsは割線材料マトリックス、Es は割線係数、そしてnはポアソン比です。 このモデルを組み込むには、ポアソン比 NUXY を定義し、材料の応力-ひずみ曲線を定義してください。
全ひずみベクトルeはユーザー定義された材料(応力-ひずみ)曲線から割線係数を得るため、有効ひずみeを算出するために使用されます。 3次元の事例では、

第3象限(圧縮)から第1(引張り)象限までの応力-ひずみ曲線は、一部修正して2次元および3次元要素のモデルに適用できます。 補間方法は、割線および正接材料係数を得るために使用されます。 体積ひずみF、有効ひずみ、ポアソン比の関数である比率Rを定義します。Rには、次の式があります:

R = 1は単軸引張り事例を意味する、またR = -1は圧縮事例を意味することに注意してください。 これら2つの事例は上限および下限として設定されます。Rが2つの値を超えた場合は、プログラムにより限界値まで押し戻されます。 非線形弾性材料モデルは、固体およびシェルメッシュで使用できます。
次の図は、非線形材料モデルの典型的な応力-ひずみ曲線です:
