マルチボディ部品 vs アセンブリ(Multibody Parts versus Assemblies)
マルチボディ部品はアセンブリの使い方に置き換わるものではありません。 一般的に一つの部品(マルチボディである、ないにかかわらず)は、部品表で一つの部品番号として表されます。 マルチボディ部品は、動的でない複数のソリッドボディで構成されています。 ボディ間の動きを表現する必要がある場合には、アセンブリを使用します。 構成部品移動(Move Component)、ダイナミック クリアランス(Dynamic Clearance)、衝突検知(Collision Detection) などのツールは、アセンブリドキュメントでのみ使用することができます。
アセンブリをマルチボディ部品ドキュメントとして保存できるようになりました。 これにより複雑なアセンブリを小規模な部品ドキュメントとして保存し、ファイルの共有作業をしやすくできます。 例えば、複雑なモーター アセンブリの設計があり、お客様が使用しているフレームに合うかどうか問い合わせているとします。 モーター アセンブリを部品ドキュメントとして保存し、設計の統合性や大規模なアセンブリ ファイルの転送をすることなく、この部品ファイルをお客様に送ることができます。
アセンブリをマルチボディ部品ドキュメントとして保存するには:
アセンブリ ドキュメントを開きます。
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ファイル(File)、指定保存(Save As)をクリックします。
指定保存(Save As)ダイアログボックスが表示されます。
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ファイルの種類 (Save as type)を Part (*.prt, *.sldprt)に設定します。
いくつかのオプションがダイアログボックスの下部に表示されます。
次のいずれかを選択します:
外側の面(Exterior Faces)をクリックすると外部の面をサーフェス ボディ(Surface Bodies)
として保存できます。
外側の構成部品(Exterior Components)をクリックすると表示構成部品をソリッド ボディ(Solid Bodies)
として保存できます。
全構成部品(All Components)をクリックすると、 すべての構成部品をソリッド ボディ(Solid Bodies)
として保存できます。
全構成部品(All Components)を選択しても、非表示あるいは抑制された構成部品は保存されません。
保存(Save)をクリックします。