検索カードは、SolidWorks Enterprise PDM 検索ツールを使ってボルトに保存されたファイル/アイテムやデータを検索する際の検索条件を入力する方法を提供します。 ユーザーが Windows エクスプローラ ダイアログ ボックス内で検索機能にアクセスすると、ファイルやフォルダの結果を返す検索カードも使用することができます。
検索カードのレイアウトは完全にカスタマイズ可能であり、タブや様々なフィールドを含む複雑な検索カードを作成することも、フィールドが1つだけのシンプルなカードを作成することもできます。
カード エディタから検索カードを開くと、カード プロパティ パネルがカードについての情報を表示します。コントロールがカード上で選択されている場合、カードの背景の部分をクリックするとカード プロパティが再び表示されます。
検索カード変数
検索カード上にユーザーが検索するためのコントロール フィールドを追加する際には、それを変数にリンクします。たとえば、Customer name変数を使用するすべてのファイルとフォルダ データカードを検索する場合、カードに編集コントロールを追加し、それをCustomer name変数にリンクします。
通常のカード変数に加えて、カードタイプが検索カード(Search Card)に設定されている場合には、特定の条件でボルト データベース内を検索するために用意されている変数リストから検索変数(Search variables)を選択することができます。検索変数は
で表されています。たとえば、検索変数 名前 (Name)は、ボルトに追加されたすべてのファイルのファイル名を検索します。
チェックボックス コントロールでは、チェックインされたファイル(Checked In Files)などの一部の検索変数を使う必要があります。これらは検索結果に何を返すべきかをコントロールします。(選択されたチェックボックスはアクティブに、クリアされたチェックボックスは非アクティブになります)。たとえば、チェックボックスが検索変数フォルダの検索(Find Folders)にリンクされている場合、このチェックボックスが選択されていれば、検索にフォルダが含められます。クリアされている場合、ファイルのみが返されます。
完全検索(Full Search)カードにはほとんどの検索変数が含まれていますので、各検索変数の機能はこのカードを使って確認してみるとよいでしょう。
ユーザーへの割り当て(Assigned Users)
検索カードを特定のユーザーの検索ツールで利用可能にするには、検索カードのプロパティでそのユーザー(またはグループ)を有効にする必要があります。
割り当てられた検索カードは次の場所にあります:
- Windowsエクスプローラのツール(Tools)メニュー。
- Enterprise PDM メニューバーにある検索カードとお気に入り
(Search cards and favorites)フライアウト コントロール。
- SolidWorks Enterprise PDM Searchツールの検索(Searche)ノード。
デフォルト検索カード(Default Search Cards)
新しいボルトが作成されると、2つのデフォルト検索カードがインポートされます:完全検索カードとユーザー検索カードです。Enterprise PDM アイテムが使用されていない場合は、3つの検索カードが追加されます。以前のバージョンからアップグレードした場合、またはデフォルトの検索カードレイアウトに戻したい場合、カードを再度インポートできます。
データカードのインポート(Importing a Data Card) を参照してください。
デフォルト検索カードの名前には検索カード タイプ(例えば、Search Complete)が含まれ、言語指定が最後に来ます(例えば、_gb):
all(Search Complete)_gb.crd