部品がモーションの間にお互いに交差するのを防ぐモーション スタディの接触を定義してください。 接触はベーシック モーション(Basic Motion)と モーション解析(Motion Analysis)を含むことができます。
モーション スタディ(motion study)で接触を使用するには、接触
(Contact)(MotionManager ツールバー)をクリックします。
構成部品間の接触(Contact)は、モーション スタディで接触を設定しない場合、無視されます。 接触の指定に 接触を使用しないと、構成部品はお互いを通過します。
接触タイプ(Contact Type)
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ソリッド ボディ |
モーションスタディで動いている構成部品間に3次元の接触を追加します。
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カーブ |
モーションスタディで触れている2つのカーブ間に2次元の接触を追加します。
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選択アイテム
ソリッド ボディ接触の選択 |
構成部品 |
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接触がモーション解析スタディで考慮される選択された構成部品をリストします。 接触グループをともなわないモーション解析では、選択セットの外側の構成部品間にある接触を無視し、すべての選択された構成部品の可能なペア間の接触だけを考慮します。
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接触グループ使用(Use contact groups): |
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モーション解析スタディの接触グループ選択を有効にします。 接触グループをともなうモーション解析ではグループ内にある部品間の接触は無視されますが、2つのグループにわたる構成部品ペア間の接触はすべて考慮されます。
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グループ1: 構成部品 |
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最初の接触グループの選択された構成部品をリストします。 |
グループ2: 構成部品 |
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2番目の接触グループの選択された構成部品をリストします。 |
カーブ間接触の選択 (モーション解析のみ)(Selections for Curve-to-curve Contact (Motion Analysis Only)) |
カーブ 1 |
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接触している最初のカーブ、またはエッジを指定します。 |
カーブ 2 |
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最初のカーブと接触しているカーブ、またはエッジを指定します。 |
外向きの垂直な方向 |
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選択されたカーブ、またはエッジを含む構成部品上の接触力の垂直な方向を変更します。 |
カーブは常に接触(Curves always touch): |
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選択解除するとき、平行な平面にあるカーブ、またはエッジの断続的なカーブ間接触を定義します。
選択するとき、同一平面にあるカーブ、またはエッジの継続的なカーブ間接触を定義します。
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SelectionManager |
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SolidWorks SelectionManagerを開き、2つのカーブ、またはエッジを選択します。 SolidWorks ヘルプ : SelectionManager. |
接触ペアは接触のモニターを行うために選択した構成部品ペアです。 接触ペアの数が大きくなるに従い、モーションの計算は遅くなります。
材料(モーション解析のみ)(Material (Motion Analysis only))
それぞれの接触ペア、またはペアのグループのために材料を選択します。 選択する材料特性は実際の接触の間に触れている面に適用できます。 それは、各部品に割り当てられた材料特性より優先されます。 材料を選択する順序は重要ではありません。 つまり、ゴム-鋼(rubber-steel)は鋼-ゴム(steel-rubber)と同じです。
材料(Material)を選択解除し、弾性特性(Elastic Properties)を変更します。
摩擦(Friction)(モーション解析のみ):
接触計算に適用された静的摩擦特性と動的摩擦特性は、材料(Material)を選択解除しない場合、材料特性から得られます。
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摩擦(Friction) |
接触計算に動的摩擦を組み込みます。 |
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動的摩擦速度 |
動的摩擦が一定になる速度を指定します。 |
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動的摩擦係数 |
動的摩擦の力を計算するために使われる定数を指定します。 |
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静的摩擦 |
接触計算に静的摩擦を含みます。 |
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静的摩擦速度 |
静止状態の構成部品が動き始めるように、静的摩擦の力を超える速度を指定します。 |
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静的摩擦係数 |
残りの2つの接触ボディの間で力を超えるために必要な力を計算するために使用される定数を指定します。
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滑り易い(Slippery) から 滑り難い(Sticky)へスライダをドラッグし、摩擦の影響を増やします。
詳細はモーション解析 ヘルプ を参照してください: 摩擦の概要(Friction Overview)
PropertyManager上での詳細はモーション解析 ヘルプ を参照してください: 接触 PropertyManager(Contact PropertyManager)
弾性特性(Elastic Properties)
実験データ、またはシミュレーションデータからの弾性特性を得た場合、接触(Contact) PropertyManager で材料(Material) を選択解除し、このデータを入力します。
衝撃力 |
剛性 |
衝突する2つの部品間の相互作用の境界線に、材料剛性に近づけるために剛性 k を設定します。
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指数 |
変位モデルに対して、想定される指数の力に指数 e を設定します。 |
最大減衰 |
相互作用の境界線の最大減衰 cmax を設定します。 |
くい込み |
SolidWorks Motion ソルバが cmax、最大減衰(Max. damping)の値を適用する、正の境界線のくい込みの値 dmax を設定します。
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SolidWorks Motion ソルバは、計算しているくい込みがくい込み(Penetration)よりも小さい場合、最大減衰(Max. Damping)よりも低い減衰値を使用します。
衝撃関係式
Fn = k * (ge) + Step (g, 0,0, dmax, cmax) * dg/dt
Fn |
衝撃力 |
g |
1つのジオメトリの他のジオメトリへのくい込み |
dg/dt |
接触点におけるくい込み速度 |
反発係数 |
係数 |
衝突前後の2つの弾性球の相対速度の比率を設定します。 |