溶接のユーザー定義プロパティ(Custom Properties in Weldments)
溶接部品において、溶接フィーチャーとカット リスト(cut list)のユーザー定義プロパティは、ドキュメント レベルで格納されるユーザー定義プロパティとは異なる内容になります。溶接プロパティ ファイル(Weldment Property File)はデフォルトで次のパスにインストールされます:
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\SolidWorks\SolidWorks<バージョン>\lang\<言語>\weldments\weldmentproperties.txt
Microsoft® Windows® 7 オペレーティング システムに Application Data フォルダはありません。
ファイルの検索オプション(File Location Options) のリストから位置を変更できます。
溶接輪郭ライブラリ部品は、任意の頻繁に使用するユーザー定義プロパティを持つことができます。例えば、SolidWorks アプリケーションと共に提供される溶接輪郭にはユーザー定義プロパティの注記(Description)があります。
溶接フィーチャーと溶接輪郭で同じ名前が指定された場合、溶接輪郭名が優先されます。
プロパティ タブ ビルダーを使用し、ユーザー定義された溶接のタブを作成できます。
ユーザー定義プロパティの指定(Assign Custom Properties)
ユーザー定義プロパティは3つの異なるソースから指定できます:
-
カット-リスト-アイテム
(Cut-List-Items):カットリスト アイテムは、輪郭スケッチと溶接フィーチャーからユーザー定義プロパティを継承します。新しいプロパティを追加、または既存のプロパティを編集できます。例えば、重さ(Weight)プロパティを追加し、このプロパティをモデルの質量特性(mass properties)にリンクできます。このリンクを作成することにより、SolidWorks アプリケーションでカットリストにある最初のソリッド ボディの重さを計算できます。システムは鋼材レイアウト フィーチャーによって生成されるボディの 長さ(LENGTH)、
角度1
Angle1,
角度2
(Angle2)プロパティ
、そして材料(Material)も計算し、追加します。長さ(LENGTH)、角度1(Angle1)、角度2(Angle2)のプロパティは編集できません。
カット-リスト-アイテムフォルダの最初のアイテムの重さのみが計算されるため、各カット-リスト-アイテム フォルダには、一致するアイテムのみが含まれるようにします。2つのボディのジオメトリは同じであるが、材料が異なる場合、これらのボディはカット リスト内で別々のフォルダーに配置されます。
ユーザー定義プロパティの値(Custom Property Values)
ユーザー定義プロパティとして指定する値は次のようになります:
ユーザー定義プロパティは、マルチボディ部品に対してバルーンつきのカット リスト(cut list)を作成するのに必要です。
ユーザー定義プロパティを追加するには:
-
カット リストフォルダー
で、カット-リスト-アイテム(Cut-List-Item)を右クリックし、プロパティ(Properties)を選択します。
- または -
ユーザー定義プロパティを最も高い波及レベルで適用するには、溶接
(Weldment)フィーチャーを右クリックします。
-
ダイアログ ボックスのカットリスト サマリー(Cut List Summary)タブ(あるいはユーザー定義(Custom)タブ; 溶接
(Weldment)フィーチャーを右クリックした場合):
-
プロパティ名(Property name)を入力します。
-
値 / テキスト表現(Value / Text Expression)にテキスト、または値を入力します。
-
Enter キーを押します。
-
必要に応じてステップ2を繰り返し、OKをクリックします。
ユーザー定義プロパティが追加されます。