'CAL
数式表現と幾何的表現を評価します。
CAL は表現要素(expression)(点、実数、整数)を評価する計算機能(calculator、カルキュレータ)です。 単独コマンドとしてコマンド プロンプトに入力することも、割り込みコマンド (Transparent Commands)として使用することもできます。
'CAL は点、ベクトル、数値が使用可能な全てのコマンドで使用する事ができます。 例えば、LINE などのコマンドを入力し、続いて、次の点を計算したい場合に、任意のプロンプトに対して'CAL と入力します。 次のプロンプトが表示されます:
>> Expression:
表現要素を入力し、Enter を押します。 直線(line)は計算された点まで描かれ、次のメッセージが表示されます:
Resuming LINE command. (LINE コマンドを再開します。)
CAL は標準の数式規則に従って、表現を評価します。
1 括弧で括られた表現の、最も内側の集合から評価。
2 演算子も標準順序で評価: 指数を最初に、続いて掛算と割算を次に、最後に足し算と引き算を評価。
3 同位の演算子は左から右に評価。
数値表現は、演算記号( () ^ * / + - )が組み合わせれた実数と関数の集合です。
ベクトル表現は、演算記号( () & * / + - )が組み合わされた点、ベクトル、数値、関数の集合です。
数値計算では、フィート-インチ(feet-inches)の単位はインチに変換されます。
角度は次のフォーマットで小数位数を表します:
degdmin'sec"
1deg より小さい角度を入力する場合は、 0 と d (0d) を入力する必要があります(min と sec のみ)。 ゼロの場合は min と sec を入れる必要はありません。
変数を定義(セッションを通して記憶されます)することもできます。