SolidWorks Utilities
SolidWorks Utilities は、ソリッドモデルのジオメトリの詳細を検証し、他の部品と比較するためのツールです。 すべての SolidWorks Utilities は SolidWorks Professional を必要とします。
大部分のツールはタスクパネルに配置され、いつでも利用できるように表示したままにできます。 作業を継続するには、タスクパネルでの動作を完了するか、Utilitiesをタスクパネルで閉じなくてはなりません。
次のツールが含まれます:
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ドキュメントの比較: 2つの SolidWorks ドキュメント(または同じドキュメントの2つのコンフィギュレーション)のプロパティを比較します。 同じタイプあるいは異なるタイプの2つのドキュメントを比較できます。 このユーティリティは、ファイル プロパティやドキュメント プロパティの違いを識別します。
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フィーチャー比較: 同じ部品の2つのバージョンのソリッド フィーチャーの相違点を識別します。 このユーティリティは、部品の両方のバージョンにおけるユニークなフィーチャーあるいは変更されたフィーチャーを識別します。
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ジオメトリ比較: 同じ部品の2つのバージョンにおけるジオメトリ上の相違点を識別します。 このユーティリティは、両方の部品におけるユニークな面あるいは変更された面を識別します。 また、2つの部品(あるいはアセンブリ)の共通の体積、そして追加された材料の体積と削除された材料の体積を計算します。
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部品表比較: 2つの SolidWorks アセンブリ、または図面ドキュメントから部品表テーブルを比較します。 結果は、欠けている列や行、余分な列や行、失敗した行などをリストします。
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フィーチャー ペイント: フィーチャーのパラメータ(深さ、サイズなど)を一つのフィーチャーから選択した別のフィーチャーにコピーします。
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アノテート アイテムの検索と置換: 部品、アセンブリ、図面のドキュメントにおける様々な種類のアノテート アイテム テキストを検索し、置き換えます。
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検索/変更: 部品内の指定パラメータ条件を満たすフィーチャーを検索でき、それらをバッチモードで編集することができます。
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ジオメトリ分析: 他の有限要素モデルの作成やコンピュータ技術を使用した加工を行うアプリケーションにおいて、問題の原因となりそうな部品ジオメトリ要素を識別します。 このユーティリティは次のカテゴリのジオメトリ要素を識別します: 裂片面、微小面、微小エッジ、鋭利な(シャープな)エッジと頂点、不連続エッジや面
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パワー選択: 定義した基準を満たす部品のすべてのエンティティ(エッジ、ループ、面、またはフィーチャー)を選択します。 凸状エッジ、エッジ角度、面の色、フィーチャーの色、フィーチャータイプ、フィーチャー名、サーフェス タイプの基準をそれぞれ指定します。
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レポート マネージャー
: ジオメトリ分析(Geometry Analysis)、ジオメトリ比較(Compare Geometry)、フィーチャー比較(Compare Features)、ドキュメント比較(Compare Documents)、部品表比較(Compare BOMs)、対称チェック(Symmetry Check)、厚み分析(Thickness Analysis)のユーティリティによって作成されたレポートを管理します。
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簡略化: 解析を実行するために、部品またはアセンブリの簡略化されたコンフィギュレーションを作成できます。
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厚み分析: 部品における厚い部分と薄い部分を確定します。 特定の範囲における部品の厚みを確定します。
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対称チェック: 部品においてジオメトリ上対照的な面をチェックします。