BOM(部品表、a bill of materials)は Enterprise PDM アイテム、または SolidWorks アセンブリ、図面、または溶接部品の構成部品をリストした表です。
Enterprise PDMでは次の種類のBOMを扱うことができます:
マスターBOM(Computed BOMs) |
アセンブリまたは図面に含まれる SolidWorks 構成部品から自動的に計算されます。 マスターBOMは、図面の部品と仮想部品のような、内部の構成部品を含みます。 マスターBOMには、SolidWorksアセンブリと構成部品におけるBOMの除外設定が反映されます。 |
SolidWorks BOM |
アセンブリや図面内のBOMテーブルを意味します。 SolidWorks BOMから構成部品を除外するとき、Enterprise PDM BOM タブはそれらの構成部品をリストしません。 |
カスタムBOM(Named BOMs) |
マスターBOMやSolidWorks BOMから作成される編集可能なBOMです。 カスタムBOMをチェックイン、チェックアウトすることができ、自動化されたワークフロープロセスを使用して、リビジョンを保持することができます。 カスタムBOMは、それらを作成するアセンブリや図面のバージョン特有のものです。 新しいアセンブリや図面のバージョンに対しては、カスタムBOMを更新することが可能です。 |
溶接BOMと溶接カット リスト(Weldment BOMs and Weldment Cut Lists) |
溶接部品のBOMとカットリストです。 溶接BOMでは、溶接部品内にある各構成部品を合計の長さにより一覧します。 カットリストには、構成部品のカット長と個数が含まれます。 |
Enterprise PDM アドミニストレーターは、1つ以上のマスターBOMの種類(types) を他のERPシステムで使用するXMLフォーマットへエクスポートするために、Enterprise PDM ワークフローを使用することができます。
Enterprise PDMによるSolidWorks BOM、溶接BOM、溶接カットリストの表示、カスタムBOMの更新と各種編集機能の利用には、SolidWorks 2009またはそれ以降のファイルが必要です。
BOMのアクセス制御(Access Control of BOMs)
Enterprise PDM アドミニストレーターはEnterprise PDM アドミニストレーション ツールを使用して、異なるBOMフィーチャーへの、または特定のBOMの種類へのユーザーアクセスを許可、または拒否することができます。