目次を表示しない

応力の線形化

圧力容器スタディの断面プロットで膜応力と曲げ応力を2つの位置に分離し線形化します。ASME(American Society of Mechanical Engineers)の International Boiler and Pressure Vessel Code に準ずる結果になります。この機能は固体メッシュでのみ使用します。シェルの場合は、膜応力と曲げ応力を個別のプロットでリストできます。

固体の応力を分離し線形化するには:

  1. 圧力容器スタディを作成し、静解析スタディを使用してセットアップを行います。

  2. 圧力容器スタディを実行し、平面断面の応力プロットを定義します。任意の応力成分をプロット化できます。応力の線形化ではプロットの結果量に関わらず、すべての成分の応力結果が使用されます。

注記:

  • bsp;円筒形容器の場合、容器の軸が切断面上にくるように断面プロットを定義してください。球形容器やキャップの場合、中心が切断面上にくるようにします。

    • 円筒形容器や噴射出口(ノズル)の軸、あるいは球形容器やキャップの中心が同じ平面上にない場合は、別の断面を定義する必要があります。

  1. 応力プロットを右クリックして線形化(Linearize)を選択します。

  1. PropertyManager の位置 として、断面上で 2 箇所をクリックします。選択位置はデカルト座標系を次のように定義します:

  • 正のX軸が1つめの位置から2つめの位置へ向かいます。

  • Z軸が切断面に対して垂直になり、正の方向が除去材料の方を指します。

  • Y軸を追加すると右手の法則(フレミングの法則)に必要な軸が揃います。

注記:

  • 2つの位置を結ぶ直線は、材料上を完全に横切るものでなくてはなりません。すなわち、結果の存在しない領域や穴を通るものであってはいけません。

  • 円筒形容器では、容器の軸が切断面上にくる場合、X軸は半径方向と同様になり、2つの位置をつなぐ線は軸に対して垂直になります。

  • 球形容器では、容器の中心が切断面上にくる場合、X軸は半径方向と同様になり、2つの位置をつなぐ線は中心を指します。

  1. 中間点数 を設定し、グラフの解像度を線に沿って定義します。断面における応力結果から中間点における応力結果が補間されます。

  2. 計算(Calculate)をクリックします。

2つの場所における応力の線形化結果のサマリーはリストボックスにのみ表示されます。結果の全範囲(中間点も含む)は次のようにレポート オプション(Report Options)を使用して表示できます。

  1. レポート オプション(Report Options)で次をクリックします:

    • センサー保存 (Save As Sensor)をクリックし、位置をセンサーとして保存

    • 保存 (Save)をクリックし、結果を Excel あるいは .TXT ファイルに保存

    • プロット (Plot)をクリックし、結果をグラフ表示



トピックについてフィードバックを送信

ヘルプに関してフィードバックを送信することができます。しかし、ドキュメンテーション グループはテクニカル サポートに関する質問に答えることはできません。 テクニカル サポートに関する情報はここをクリックしてください

* 必要項目

 
*電子メール:  
件名:   トピックのフィードバック
ページ:   応力の線形化
*コメント:  
*   プライバシー ポリシーを読み、個人情報が Dassault Systèmes によって使用されることに同意します。

トピックの印刷

印刷するコンテンツの範囲を選択:

x

Internet Explorer 7 より古いブラウザ バージョンが検知されました。 表示を最適化するにはInternet Explorer 7 以上のブラウザ バージョンにアップグレードしてください。

 今後このメッセージを表示しない
x

Web ヘルプ コンテンツ バージョン: SOLIDWORKS 2012 SP05

SOLIDWORKS で Web ヘルプを無効にして、ローカル ヘルプを使用するには、ヘルプ > SOLIDWORKS Web ヘルプ使用 をクリックしてください。

Web ヘルプのインタフェースや検索機能に関する問題は、お客様のサポート担当者までご連絡ください。各トピック ページの「トピックについてフィードバックする」リンクを使用し、各ヘルプ トピックについてフィードバックを送信することもできます。