自動ルーティングと自動サイズ変更のためのクリップの例(Example of a Clip for Auto-Routing and Auto-Sizing)
この例では、次の点のデモンストレーションを行います:
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ルート点と軸をもつクリップを作成し、クリップを通した自動ルーティングを実行します。
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フィルターデータと複数の重複するコンフィギュレーションを追加し、ケーブルの直径が変更したときのクリップの自動サイズ変更を可能にします。
自動ルーティング用のクリップを作成するには:
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クリップのモデルを作成します。アセンブリ内にクリップを位置付けするために必要な合致参照を追加します。
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ルート点を位置付けするためのスケッチ点を作成します:
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図のようにクリップの側面でスケッチを開きます。
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スケッチ ツールバーの点 (Point)をクリックし、クリップの半径の中心と一致するスケッチ点を追加します。
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スケッチを閉じます。
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反対側の面にもステップaからcを繰り返します。
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最初のルート点を追加します。
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ルーティング ツールバーのルート点作成 (Create Route Point) をクリックします。
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グラフィック領域で、スケッチ点とステップ 2の対応する面を選択します。
点と面はPropertyManagerの選択アイテム(Selections)に追加されます。
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をクリックします。
モデルにルート点が追加されます。
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ステップ3を繰り返して2つめのルート点を追加します。
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参照ジオメトリ ツールバーの軸 (Axis)をクリックし、2 つのルート点の間に軸を追加し、 をクリックします。
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部品を保存します。
ルートを編集する際、軸を選択、またはクリップをルートへドロップして、クリップを通して自動ルートを作成できます。
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ケーブルの直径が変更した場合にクリップの自動サイズ変更を有効にするには:
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部品にデータのフィルターを追加します。
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クリップの側面の1つでスケッチを開きます。
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クリップの半径と同心円関係にある3つの円をスケッチします。
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円に寸法を追加し、寸法に名前を付けます。
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呼び径@フィルタースケッチ(NominalDiameter@FilterSketch)。 クリップの呼び径です。
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内径@フィルタースケッチ(InnerDiameter@FilterSketch)。クリップに合わせることのできる一番小さいバンドルの直径です。
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外径@フィルタースケッチ(OuterDiameter@FilterSketch)。クリップに合わせることのできる一番大きいバンドルの直径です。
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スケッチを閉じます。
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FeatureManagerデザイン ツリーでスケッチをフィルタースケッチ(FilterSketch)に名前変更します。
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設計テーブルを挿入し、コンフィギュレーションを作成します。以下を含ませます:

あるサイズの内径(InnerDiameter)は、その 1 つ下のサイズの外径(OuterDiameter)よりも小さい値を持つ必要があり、コンフィギュレーションのセット全体が、開いている間隔なく、最大サイズから最初サイズを網羅している必要があります。
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テーブルの外側をクリックして、テーブルを閉じます。
設計テーブルによって追加されたコンフィギュレーションを表示するには、コンフィギュレーション タブ
を選択します。コンフィギュレーション名を右クリックし、コンフィギュレーション表示(Show Configuration)を選択します。
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部品を保存します。
ルートを編集する際、クリップは、ケーブルの直径が変更されると、適切なコンフィギュレーションへと自動的にサイズ変更されます。
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