PropertyManager ではベアリングを通してシャフトとグラウンドの間の相互作用をシミュレーションすることができます。 シャフトを支えている構成部品はシャフトより明らかに硬いと想定されるので、グラウンドであると考えることができます。フィーチャーは静解析、固有値解析、線形動解析、座屈解析スタディで利用可能です。
この PropertyManager を表示するには:
拘束
を右クリックし、ベアリング拘束 を選択します。
タイプ(Type)
ベアリング |
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円筒面 |
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完全な円筒面、またはシャフトのより小さい角度の同心の円筒面の選択を可能にします。 |
自動調心の割り当て |
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軸外のシャフト回転を無制限に許容する自動調心のベアリング結合を定義します。 自動調心のベアリング結合に対しては、横方向の剛性と軸方向の剛性が定義可能です。
ピボット点は、シャフトの選択された円筒面の中心にあります。
このオプションを選択解除すると、シャフトの円筒面が軸外方向に自由に揺動できなくなります。 シャフトに沿った局所的なスプリングの分布により、軸外方向の回転に対する抵抗が生じます。 モーメントはシャフトの円筒面で発生できます。 自動調心のベアリング結合は、ハウジングに対するシャフトの角度不整列を検出できず、シャフトのベンド変形に抵抗できません。 これは、一般に、2 列のボールとアウター リングの共通の凹状球形レースウエーで構成される自動調心ボール ベアリングに対応します。
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剛性(Stiffness)
単位 |
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剛体 |
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選択された面が移動すること、または変形することを防ぎます。 軸の回りを回転するための選択を可能にします。 |
フレキシブル |
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選択された面の変形と軸方向の移動を許可します。 自動調心のベアリング結合に対しては横方向の合計剛性と軸方向の合計剛性、非自動調心のベアリング結合に対しては半径方向の分布剛性(単位面積あたり)と軸方向の分布剛性(単位面積あたり)を定義できます。
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横方向(Total Lateral) |
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加えられた負荷の方向に沿った変形に抵抗する、シャフト k の横方向の剛性を適用します。非自動調心のベアリング結合の場合、シャフトの円筒面の横方向の(かかった荷重の方向に沿った)変位に抵抗する合計剛性 K は次のようになります: K(横方向の合計) = 0.5 * k(半径方向/単位面積) * 面積
面積 = 直径 * 高さ * パイ
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軸方向(Total Axial) |
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シャフトの軸に沿った変位に抵抗する軸剛性 k(axial) を適用します。 非自動調心ベアリング結合に対して、軸剛性は単位面積で指定されます。
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軸回転の安定化 |
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数値特異点の発生につながる(ねじりに起因する)回転の不安定性を防ぎます。 シミュレーションは、ねじりに対する円周方向の抵抗を提供する低いねじり剛性(軸方向剛性の 1000 分の 1)を持つスプリングをシャフトの円筒面に適用します。
これにより、シャフトは軸を中心に自由に回転しなくなり、不安定性が排除されます。
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記号設定(Symbol Settings)
色の編集 |
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シンボルのために選択された色を使用 |
記号サイズ |
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記号のサイズを設定します。 |
プレビュー表示 |
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グラフィックス領域の結合記号の表示/非表示を切り替えます。 |