構成部品全体の直交異方性材料の方向は、選択した参照ジオメトリに基づいて定義されます。
部品が構成部品全体に共通する参照ジオメトリを定義できないように製造されている場合は、直交異方性材料の方向を正しく定義するために複数の部品としてモデル化する必要があります。
たとえば、下図のような部品について考えます。

この部品は、次の 2 つの部品としてモデル化する必要があります: 円筒および平面シート。その後、平面の直交異方性材料の方向を定義する参照ジオメトリとして面を使用でき、また円筒の参照ジオメトリとして円筒の軸を使用できます。
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参照ジオメトリとして軸が使用されている場合の、直交異方性材料の半径方向(X)、正接方向(Y)、軸方向(Z)。
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参照ジオメトリとして面が使用されている場合の、直交異方性材料のX、Y、Z方向。
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