アセンブリ部品を解析する場合は、以下の項目に注意してください。
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を使用して干渉をチェックしてください。また、一致する部分を干渉部分としてチェック(Treat coincidence as interference)オプションのチェックを外します。正しいモデリングでは、すべての部品間で干渉をなくす必要があります。シュリンク接合オプションは、ジオメトリの干渉が必要となります。構成部品のインプリントにより共通領域検索による解決が困難な場合を除き、境界が干渉する構成部品のメッシュ作成が可能です。フリー接触を設定した構成部品はインプリントされません。
- 一致する部分を干渉部分としてチェック(Treat coincidence as interference)オプションをチェックし、もう一度部品間の接触を確認します。この操作により、異なる構成部品によって共有されている共通領域が表示されます。他の構成部品と共通領域を共有していない構成部品は、他の構成部品との結合について定義されていないかぎり、完全に独立した構成部品として動作します。
- をクリックして、無効な面やエッジがないか調べます。微小エッジを調べると、メッシュ作成の問題の診断に有効です。
- 構成部品やシェルは、抑制してからモデルを再メッシュすることで、解析から除外することができます。メッシュを作成してから抑制し、再メッシュを行わない場合、構成部品は解析で考慮されます。
または、部品を右クリックし、解析から除外する(Exclude from Analysis)を選択します。部品は抑制されることなく、スタディから除外されます。除外した部品が表示されなくなります。
- スタディの部品を右クリックし、次を選択することにより、大規模アセンブリを簡素化することができます:
剛体にする |
静解析、固有値解析、座屈解析、非線形解析スタディでのみ使用できます。ソリッド ボディは変形できませんが、動かすことはできます (移動または回転)。変位は計算されますが、ひずみと応力の結果は計算されません。ただし、シミュレーションでは、本ボディの接触による作用は考慮されます。このオプションは、変形体にする(Make Deformable)に切り換わります。 |
固定する |
静解析、固有値解析、座屈解析、非線形解析スタディでのみ使用できます。ソリッドボディは、動かすことも変形もできません。ボディ全体が動けないため、事実上剛体を構成することになります。固定されたボディは、部品に接触するために、接触の相互作用を持つことができます。オプションは非固定(Float)に切り換わります。
ソリッドボディを剛体として扱うことはシミュレーションでエラーをもたらすことがあります。詳細は、剛体ボディを定義するケース(When to Define a Rigid Body)を参照してください。
ボディの一部分を固定するには、拘束 PropertyManager の固定ジオメトリ(Fixed Geometry)オプションを使用します。
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非固定 |
ボディの移動が、その拘束条件と他の部品との接触により許容される範囲で許可されます。非固定のボディは、剛体にする/変形体にする(Make Rigid/Make Deformable)設定により、剛体か、または変形体にすることができます。 |
- スタディに対する構成部品リストを更新できます。すべてのスタディを更新するには、Simulation スタディ ツリーにあるアセンブリ ドキュメント アイコン上で右クリックし、 全てのスタディの構成部品を更新(Update Components for All Studies)を選びます。1つのスタディを更新するするには、そのスタディ アイコンを右クリックし、全ての構成部品の更新(Update All Components)を選択します。
- 非表示にした構成部品は、解析から除外されません。つまり、プログラムは、非表示にした構成部品のメッシュ作成も実行します。スタディ定義や結果表示の際、選択操作や表示を容易にするために、構成部品を非表示にして分解図を作成します。
- モデルの正しい動作を表現するためには、[部品(component)] と [局所(local)] 接触条件の設定は重要です。
- 接触セット(Contact Sets) PropertyManager は接触セットを定義するのに役立ちます。
- マルチボディ構成部品では、各ボディに異なる材料を指定できます。