バルーンをロックすることによるバルーン番号の再設定回避

自動番号再設定を防ぐ(Prevent Automatic Renumbering)を使用すると、バルーンを追加または削除することができます。残っているバルーンの配置および番号設定に影響はありません。

特性を削除または追加することによって SOLIDWORKS Inspection プロジェクトを改訂してから更新すると、デフォルトでドキュメント内のバルーンの番号が再設定されます。 時計回りまたは反時計回りの並べ替え順序を指定すると、バルーンの番号の再設定時に、その順序が保持されます。

たとえば、バルーン 3 で表される特性を除去した場合、次の連続特性の番号がバルーン 3 に再設定されます。検査レポートのバージョンに応じて、測定するフィーチャーは異なります。 これにより混乱が生じ、大きなミスにつながる可能性があります。

元のバルーン番号
特性 3 を除去した後に番号を再設定されたバルーン

自動番号再設定を防ぐ(Prevent Automatic Renumbering)を使用することによって、この動作を上書きできます。 自動番号再設定を防ぐ(prevent automatic renumbering)を使用する場合:

  • バルーンを削除すると、その番号は他のバルーン番号に影響を与えずにシーケンスから除去されます。
  • 新しい特性を追加すると、それらはバルーン番号シーケンスの最後に追加されます。

バルーン番号の再設定を回避するには:

  1. 新規検査プロジェクト(New Inspection Project) (SOLIDWORKS Inspection CommandManager) をクリックします。
  2. プロジェクト テンプレートを選択します。
  3. 一般設定(General Settings)ページの特性情報(Characteristic Info)で、自動番号再設定を防ぐ(Prevent Automatic Renumbering)を選択し、 をクリックします。
  4. バルーンをCreate Inspection Reportするには、次のいずれかを実行します:
    • 特性ツリー(Characteristic Tree)で、バルーンを選択します。 プロパティ(Properties)で、選択済みのチェック ボックスをクリアします。

      この特性は検査に選択されなくなりますが、バルーン番号は特性に関連付けられたままになります。

      この方法を使用する場合は、必要に応じてチェック ボックスをオンに戻して、バルーンを復元できます。
    • グラフィック領域で、バルーンに関連付けられた特性を削除してから、プロジェクトの更新(Update Inspection Project) をクリックします。

    シーケンスからバルーン番号が除去され、残りのバルーンの元の番号付けは保持されたままになります。

    保持された元のバルーン番号