パラメータ ダイアログ ボックス

Simulation またはモーション スタディのモデル寸法、グローバル変数、材料、フィーチャーにリンクできるパラメータを作成します。 既存のパラメータを編集または削除することもできます。

デザイン スタディのパラメータを使用し、それを評価または最適化デザイン シナリオの繰り返しごとに変更できる変数にリンクできます。

パラメータ ダイアログ ボックスにアクセスするには、挿入 > デザイン スタディ > パラメータの順にクリックします。

Simulation スタディ ツリーのパラメータ ノードで定義済みのパラメータを見ることもできます。

名前(Name) パラメータの名前を入力します。
カテゴリ パラメータのタイプを次の中から選択します。

モデル寸法:

長さ、角度、パターン インスタンス

グローバル変数(Global Variable)

関係式の追加ダイアログ ボックスのグローバル変数を定義します。

Simulation

スタディのプロパティ、メッシュ、荷重、拘束、シェル、接触

材料(Material)

単一ボディ部品またはマルチボディ部品の材料

モーション

スタディのプロパティ、モーター、スプリングとダンパー、接触

値(Value) パラメータの値が表示されます。
コメント パラメータについての説明情報が表示されます。
リンク パラメータが構成部品にリンクされている場合は、アスタリスク * が表示されます。

プロパティ

値(Value) パラメータの値を入力します。
方程式 選択して、パラメータを定義する式を入力します。演算子、算術関数、定数、または定義済みパラメータの組み合わせを使用して、式を定義できます。
式の単位は、定義されているパラメータと互換性がある必要があります。たとえば、p = 50 psi および A = 5 cm2 を定義してある場合、力 F = 3*P*A を正しく定義できます。A、5*A2、P、P2、P/A などの次元数の不適切な項では F を正しく定義できません。
単位 パラメータの値の単位を選択します。使用可能な単位のリストは、選択されているフィーチャーに従ってフィルタされます。
コメント (任意) パラメータについての詳細情報を入力します。

参照

アイテム選択 Simulation または Motion ツリーから、パラメータにリンクするフィーチャーを選択します。 同じタイプの複数のフィーチャーを選択して、1 つのパラメータにリンクできます。
異なるスタディの同種のフィーチャーを 1 つのパラメータにリンクすることもできます。 たとえば、スタディ 1 の力 1 の大きさと、スタディ 2 の力 2 の大きさに、1 つのパラメータをリンクできます。

材料パラメータには、材料をデザイン スタディで変数として設定するボディ(単一ボディ部品またはマルチ ボディ部品)を選択します。

構成部品リンク: Simulation または Motion ツリーで選択されているフィーチャーに従って、使用可能な構成部品をフィルタします。リストから目的の構成部品を選択して、パラメータにリンクします。

演算子と関数表

下表はパラメータの式に使うことができる関数と演算子の一覧です。

シンボル 説明 例(Example)
+ 追加(Add) 3+4=7
- 引き算 9-4=5
* 掛け算 3*6=18
/ 割り算 9/2=4.5
^ べき乗 4^5=1024
\ 割り算の整数解 9\2=4
SQR 平方根 SQR(64)=8
() ()内を式中で優先計算 5*(1+2)=15
! ファクトリアル

5!=120

Fact(5)=5x4x3x2x1=120

% パーセンテージ 25%=0.25
MIN 最小値 MIN(1,2,4,5,7)=1
MAX 最大値 MAX(3,8)=8
SIN サイン SIN(pi)=0
COS コサイン COS(pi)=-1
TAN 正接(Tangent) TAN(pi)=0
ASIN アークサイン ASIN(1)=1.570796
ACOS アークコサイン ACOS(-1)=3.141593
ATAN アークタンジェント ATAN(0)=0
SEC セカント SEC(0)=1
CSC コセカント CSC(1)=1.188395
COT コタンジェント COT(1)=0.642093
ABS 絶対値 ABS(-8)=8
EXP e のべき乗 EXP(3)=20.0855
EXP2 2 のべき乗 EXP2(3)=8
EXP10 2 のべき乗 EXP10(3)=1000
LOG 自然対数(底e) LOG(16)=2.77259
LOG2 Log base 2 LOG2(8)=3
LOG10 Log base 10 LOG10(1000)=3
  • 上記の三角関数の例では、"pi" がパラメータとして定義済みであることを仮定しています。
  • 関数および演算子は大文字小文字を区別しません。