シェル要素を使用すると、ソフトウェアではスタディのメッシュ オプション設定に基づいて、次の要素タイプのいずれかを作成します:
ドラフト精度メッシュ(Draft quality mesh) |
線形三角形シェル要素の自動生成 |
高精度メッシュ |
放物型三角形シェル要素の自動生成
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線形三角形シェル要素は、3つのコーナー節点とコーナー節点を結ぶ3つの直線から構成されます。放物型三角形シェル要素は3つのコーナー節点と3つのコーナー中間節点とコーナー節点を結ぶ3つの放物線から構成されます。板金を使用したスタディでは、シェルの板厚は自動的にジオメトリ モデルから抽出します。
スタディのオプションを設定するには、メッシュ(Mesh)フォルダーを右クリックし、メッシュ作成(Create Mesh)を選んで詳細設定(Advanced)を展開します。
シェル2D要素は、面内力(膜力)抵抗及び曲げ荷重が可能です。
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1次三角形シェル要素
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2次三角形シェル要素
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構造問題ではシェル要素の各節点は3つの並進自由度と3つの回転自由度という6自由度を持ちます。並進自由度は全体座標系のX、Y、および Z 方向の移動です。回転自由度は全体座標系のX、Y、および Z 軸を中心とした回転です。
熱伝導問題では、各節点は1つの自由度(温度)を表します。
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板金モデル
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中立面におけるシェル メッシュ |
落下試験スタディに限り、板金部品は固体要素でメッシュを作成します。
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ソフトウェアは次のジオメトリには自動的にシェルメッシュを生成します:
均一の厚さをもつ板金
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落下試験を除いた、シェル要素を持つ板金のメッシュ。ソフトウェアは板金厚さに基づいてシェルの厚さを割り当てます。スタディを実行する前に、厚さ以外のデフォルトシェル定義を編集することができます。
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サーフェス ボディ(S)
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シェル要素を持つサーフェス ボディ メッシュ。ソフトウェアは各サーフェス ボディーにシェル要素の種別の薄肉を割り当てます。スタディを実行する前に、デフォルト シェル定義を編集することができます。
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- ソリッド、サーフェス、または、板金ジオメトリが同じモデルに含まれていた場合、プログラムは自動的に混在メッシュを作成します。
- 一般的に良いメッシュを作成した場合、ドラフト精度メッシュと高精度メッシュの結果はほとんど変わりません。しかし曲面を多く含んだモデルではこの2つの結果は異なる場合があります。