シェル モデルの対称拘束条件

シェルモデルの場合の対称では、対称となる平面に一致する面が垂直方向への移動と他の直交する2方向への回転が起きないようにする必要があります。 対称面は、互いに直交する必要があります。

板金では、モデルの対称となる平面と一致する面に、そのモデルの板厚に沿って対称拘束が設定されます。 対称面は常に、対称 が適用されるシェル面に対して垂直です。 シェル サーフェスは、対称平面を基準にミラーコピーされます。

拘束 PropertyManager の詳細設定(Advanced)で対称(Symmetry)拘束を使用して、シェル面またはシェル エッジに対称拘束を適用します。 シェル エッジは平面上にあることが必要です。 シェル面は、対称の直交面上にある必要があります。
対称では、対称なジオメトリ、拘束条件、荷重、および材料特性が必要です。一般に、座屈解析と固有値解析には対称の使用は推奨されません。

対称拘束がどのように異なるジオメトリに適用されるかを以下の例で説明します:

シェル要素でメッシュする板金(Sheet Metals that mesh with shell elements)

平面対称

このモデルは2つの平面について対称です。 モデルの1/4を使って解析を行えます。 対称 拘束条件が自動的に移動と回転条件を選択した面に設定します。 面は互いに直交でなければなりません。

軸対称

このモデルは軸対称です。 モデルの半分または1/4の解析を行うことができます。 対称 拘束条件が自動的に移動と回転条件を選択した面に設定します。

サーフェス(Surfaces)

平面対称

このサーフェスモデルは2つの平面について対称です。 モデルの1/4を使って解析を行えます。 シェル エッジに対称拘束を適用します。 選択したエッジは互いに直交しなければなりません。

対称面は常に、選択されたエッジが属する平坦なサーフェスに対して垂直です。 シェル サーフェスは、対称平面を基準にミラーコピーされます。

軸対称

このサーフェスモデルは軸対称です。 モデルの半分または1/4の解析を行うことができます。 シェル エッジに対称拘束を適用します。