傾向トラッカーは、静的スタディの反復計算による結果の差から傾向を見る際に役立ちます。結果は、ベースラインを次の反復計算と比較する形で表示されます。
SOLIDWORKS Simulation Professional と SOLIDWORKS Simulation Premium で利用できます。
次のような機能が含まれます:
- 基準および全反復計算についての詳細を一覧する傾向ジャーナル。
- 重要な結果量における傾向を表示するグラフ。デフォルト グラフの表示やトラッカー データ グラフ(tracked data graph)の追加を行えます。
- 全反復計算の変位と応力プロットを表示できるギャラリー(gallery)。
- ロールバック機能による、特定反復計算へのモデルの回復(restore the model)。
- スタディまたはデザイン シナリオを実行する際、反復計算を自動的に/マニュアルで追加(adding iterations automatically or manually)。
- 反復回数
一般的に次の手順で行います:
- 静解析スタディを実行します。
- この機能を有効にするには、スタディを右クリックして傾向トラッカーを選択します。
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傾向トラッカー
を右クリックし、ベースラインの設定 を選択します。
現時点の結果(重量、変位、応力など)がベースライン(反復計算 1)になります。
- ジオメトリ形状、荷重、拘束などのフィーチャーを変更します。
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傾向トラッカー
を右クリックし、トラッカー データ グラフの追加 を選択して、新しい ワークフロー感知 シミュレーション データ センサーを追加して結果を追跡します。
- 静解析スタディを実行します。
新しい結果がトラックされた反復計算に新規反復計算としてデフォルトで添付されます。
- 結果を表示します:
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傾向トラッカー
を右クリックし、ギャラリー表示 を選択し、変位と応力の変更を表示します。
- グラフを1つ(例えば質量
(Mass))ダブルクリックし、反復計算とベースラインを比較します。
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傾向ジャーナル
をダブルクリックし、レポートを表示します。
傾向トラッカーの情報は選択解除し、削除することができます。スタディ名を右クリックし、
傾向トラッカー削除(Delete Trend Tracker)を選択すると、Simulation スタディ ツリーから
傾向トラッカー
(Trend Tracker)が削除されます。