複合は肉眼で見える異なる特性を持つ2個かそれ以上の材料の組み合わせです。材料は、通常2つの相があり、それらが互いに溶け合うことはありません。1つは補強相(例えば、炭素、ガラス繊維、シリカ ガラス)で、もう一つはマトリックス相(例えば、エポキシ、ビニール エステル)で補強相とは分離しています。それらは長繊維複合材、短繊維複合材、粒子複合材にクラス分けされます。
層の配列、厚み、材料特性、配向性を定義するための 3タイプの複合オプションがあります。
重量の軽減を必要とする鋼材レイアウトのために複合シェルを使うことができます。複合シェルはまた、疲労強度、耐腐食性、熱伝導性を改善させます。
次の方法で複合シェルのモデルを作成することができます:
シェル定義 |
対称ラミネート、非対称ラミネート、またはサンドイッチ複合を定義するために、シェル定義(Shell Definition) PropertyManager を使用します。2-50 層の複合シェルを定義できます。PropertyManager では、異なる厚さ、材料方向、同質、異質の材料特性を各層に設定できます。 |
層の積重ね順序 |
プログラムは、シェル面の下面から上面へ層を配置します。最初の層はシェルの下面に位置し、最後の層はシェルの上面に位置します。 メッシュの反転は、下面に位置している最初のレイヤの層順を逆にします。
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層角度 |
シェル定義の複合シェル層テーブルの角度列で、各層方向を定義することができます。 0 度の層角度の材料方向は、モデルワークスペースでストライプで視覚的に表示されます。さらに、層方向オプションを、複合方向(Composite Orientation)オプションを使って調整することができます。 |
結果 |
シェルで利用できる結果を別として、次のプロットを表示することができます:- 全層を横切る最大応力
- 各層の上面、または下面上の応力
- 層方向に沿った、または層角度方向を横切る方向に沿った応力
- 2つの異なる層間の接合部の層間せん断応力
結果を解釈するために、複合シェルの応力解析を参照してください。応力図プロット(Stress Plot) PropertyManager と 安全率プロット((Factor of Safety Plot)) PropertyManagerを参照。
変位とひずみは層間で連続しており、層レベルではコントロールできません。応力は、一般的はに層間で非連続であるので層ごとにプロットされます。(材料特性と、配向性は厚みを通して変化します)
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