型内の残留応力と温度を SOLIDWORKS Plastics Premium からインポートした後、シミュレーションを拡張して冷却後の過程に使用できます。 冷却後のシミュレーションのみで考慮される荷重と拘束を適用できます。
リスタート オプションをアクティブにすることによって、冷却処理後に適用する荷重および境界条件で部品の応力と変形を計算できます。 ソルバを次の 2 段階で実行します。
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第 1 段階の開始時間(Start time) = 0 と終了時間(End time) =1 は、冷却過程を表します。 スタディを実行する前に、リスタートのためにデータを保存(Save data for restarting the analysis)(解法(Solution)タブ)を選択します。
- 第 2 段階の開始時間(Start time) =1 と終了時間(End time) = 最終時間(final time) は、冷却後の過程を表します。 スタディを実行する前に、リスタート(Restart)(解法(Solution)タブ)を選択します。
冷却後のみに考慮される拘束については、PropetyManager の次の設定で特殊な拘束定義を指定する必要があります。
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変位(Translations)で、拘束を適用する方向に 1 と入力します。
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時刻歴による遷移状況(Variation with Time)でカーブ(Curve)を選択し、編集(Edit)をクリックします。 時間カーブ(Time curve)ダイアログ ボックスで、カーブ データを次のように入力します。
冷却過程(0 < t < 1)では、この拘束は無視されます。 拘束が適用されていても、選択したエンティティを自由に移動できます。 冷却後の過程(1 < t < 終了時間(end time))のみで拘束が適用され、選択したエンティティは指定された方向への移動を拘束されます。
冷却後の過程に適用する荷重定義に対して、時間カーブ(Time curve)ダイアログ ボックスでカーブ データを次のように入力します:
ソルバは、冷却後の過程(1 < t < 終了時間(end time) = 2)のみで荷重を考慮します。
冷却後の解析を実行するには、非線形- 静解析(Nonlinear- Static)ダイアログ ボックスの解法(Solution)タブでリスタート(Restart)を選択し、終了時間(End time)を入力します。