DXF/DWG ファイル(*.dxf, *.dwg ファイル)

DXF/DWG ファイルを インポートおよびエクスポートすることができます。

DXF/DWG インポート ウィザード(DXF/DWG Import Wizard) がほとんどのインポート操作中に現れます。DXF/DWG ファイルを部品ドキュメントに挿入することもできます。

AutoCAD® DXF または DWG ファイルから、SOLIDWORKS の部品、アセンブリ、および図面ドキュメントにエンティティをコピー/ペーストできます。

DXF/DWGファイルで AutoCAD のネイティブ ビットマップ フォーマットで保存されているビットマップはサポートされていません。

SOLIDWORKS 図面から エンティティとブロックをコピーし、クリップボードを使ってそれらを DraftSight などの 2D エディタに貼り付けることもできます。

DXF/DWG トランスレータでは、穴テーブルのインポート/エクスポートもサポートしています。

インポート

DXF/DWG トランスレータは、DXF ファイルや DWG ファイル (Mechanical Desktop ファイルを含む) を、SOLIDWORKS の部品または図面ドキュメントとしてインポートします (DXF/DWG インポート ウィザード のオプション設定に応じて)。 このトランスレータでは、DXF 3D ファイルをウィザードなしでもインポートします。 図面ドキュメントで、図面シート、または図面シート フォーマットにジオメトリをインポートできます。 ペーパー空間、またはモデルスペースのエンティティはインポートされます。

インポートされたエンティティは SOLIDWORKS のブロックにすることができます。

図面をインポートする際、これらのフォントをインポートしていない場合にも最も一般的なAutoCAD SHX や True Type フォントがサポートされています。

多数の(200以上の)ブロック登録を含む DXF ファイルまたは DWG ファイルをインポートすると、ブロック登録の分解(Explode blocks)オプションをオンに設定するよう指示されます。ブロック登録を分解してインポート パフォーマンスを改善します。

DXF/DWG トランスレータは以下のものをインポートします:

  • プロキシ エンティティと呼ばれる AutoCAD Mechanical アノテート アイテム (表面粗さ記号や幾何公差のフレームなど) と、DXF または DWG ファイルを SOLIDWORKS 図面ドキュメントにインポートする際に自動的に描かれるオブジェクト (カムやばねなど)。 SOLIDWORKS はこれらのインポートされたアイテムを、同等の SOLIDWORKS オブジェクトに変換するか、基本的なジオメトリのブロックとして作成します。
  • 領域ハッチングとしての連想と非連想ハッチング
  • AutoCAD DWG ファイルのXREF
  • 複数のシートを含む、DWG ファイル。
  • 新規部品ファイル(2D スケッチあるいは 3D カーブ)。
  • 3D ソリッド

DWG ファイルをインポートする際、プレビュー ダイアログ ボックスの 開く パネルに、ファイルのサムネイル イメージが表示されます。 プレビューは、SOLIDWORKS と AutoCAD の両方で作成された DWG ファイルで表示されます。 AutoCAD では、ファイルを最後に保存する時に、ビットマップ プレビューのオプションを有効にしておく必要があります。 開く ダイアログ ボックスでは、ユーザーが最後に DWG ファイルを開いた時の プレビュー チェック ボックスの状態を記録しています。

ビュー ポートに含まれないデータは、図面シートにインポートされます。 図面シートをアクティブにすると、図面シート データを選択できるようになります。 いずれかの図面ビューがアクティブな場合、図面シートでデータを選択するには、シートのフォーカスをロックする必要があります。

DXF/DWG トランスレータは、DXF ファイルや DWG ファイルをインポートして問題が発生した場合にメッセージをプロンプトします。

DWG ファイル シート全体を SOLIDWORKS 図面シートにネイティブ フォーマットとしてインポートできます。これにより、元の DWG ファイル エンティティを SOLIDWORKS 図面ドキュメント中に直接表示できます。 これらのシートは、表示、パニング、拡大表示することができます。 DXF/DWG インポートネイティブ DXF/DWG フォーマットでシートとして埋め込み を選択します。

パスワード保護されているAutoCAD 2004 とそれ以降のバージョンの DXF または DWGファイルをインポートできます。 SOLIDWORKS トランスレータは暗号化されているパスワードを検知し、パスワードを入力するようプロンプトします。 もし、DXF/DWG フォーマットでファイルをエクスポートした場合、それは暗号化されずに保存されます。

エクスポート

DXF/DWG トランスレータでは図面ドキュメントのみ.dxf または .dwgファイルとしてエクスポートします。図面を.dxfまたは.dwg ファイルとしてエクスポートすると、図面のシートスケールが新規のファイルに使用されます。レイヤーのすべてのエンティティ(エッジ、アノテートアイテムやアセンブリ構成部品など)は指定レイヤーにエクスポートされます。

SOLIDWORKS のドキュメントを DWG ファイル、または DXF ファイルとして保存すると、SOLIDWORKS のハッチング パターンは AutoCAD のハッチング パターンとして変換されます。 SOLIDWORKS では SOLIDWORKS のハッチング パターンを非関連ハッチングの定義として変換し、元のハッチングのレイヤーや色は保持されます。 SOLIDWORKS ではマップ ファイルを使用してレイヤーをマップする際のハッチングのエクスポートもサポートしています。

SOLIDWORKS 図面ドキュメントを DXF ファイルまたは DWG ファイルとしてエクスポートする際に、レイヤーが定義されていないアイテムのみをマッピングするオプションもあります。 マッピング ファイルを通じて AutoCAD レイヤーに割り当てることができるエンティティ タイプはすべて、SOLIDWORKS 図面形式でのレイヤーをサポートしています。

DXF/DWGトランスレータは、線の太さ、隠線スケッチ、自動中央線等をサポートします。ユーザー定義の線の種類をエクスポートできます。但し、インポートの際、AutoCADファイル内のユーザー定義の線の種類は認識されません。

レイヤー毎、ブロック毎に色を DXF/DWG ファイルにエクスポートできます。インポートにおいてもエクスポートにおいても、色は True Color でマッピングされます。

板金フラット パターン (sheet metal flat patterns)板金部品ドキュメントから、モデルを展開することなく板金のフラット パターンの .dxf ファイルを作成することができます。フラット パターン(Flat pattern) の文字がファイル名の前につきます。

  • ファイル (File) > 指定保存 (Save As) をクリックし、ファイルの種類DXF (*.dxf) を選択します。
  • FeatureManager デザイン ツリーでフラットパターン (Flat Pattern)を右クリックし、フラット パターンをDXF/ DWGにエクスポート(Export Flat Pattern to DXF/DWG)を選択します。

板金エンティティをエクスポートすることもできます。