ゴールと制約(Goals and Constraints)PropertyManager では、最適化のゴールおよびジオメトリの制約を設定し、最適化アルゴリズムの数学的処理を推進します。
ゴールと制約(Goals and Constraints)PropertyManager にアクセスするには:
- トポロジー スタディ ツリーでゴールと制約(Goals and Constraints)を右クリックし、3 つの最適化ゴールのうちいずれかを選択します。 最適な強度対重量比(Best Stiffness to Weight Ratio)、質量を最小化(Minimize Mass)、または最大変位を最小化(Minimize Maximum Displacement)。
ゴールの選択
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最適な強度対重量比(Best Stiffness to Weight Ratio)(デフォルト) |
最適化アルゴリズムでは、最初の最大設計スペースから指定された量の質量が削除されることを考慮し、剛性が最大の構成部品の形状が算出されます。
最適な強度対重量比(Best Stiffness to Weight ratio)を選択すると、アルゴリズムは全体の柔軟性(剛性の逆数)の測定であるモデルのグローバル コンプライアンスを最小化するように探索します。 コンプライアンスは、すべての要素のひずみエネルギーの合計によって定義されます。
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最大変位を最小化 |
最適化アルゴリズムでは、単一ノードの最大変位を最小化する形状が算出されます(静解析スタディから計算)。 最適化では、構成部品から削除される材料の割合により、最も硬い設計が算出されて、重量は最初の設計よりも減り、観測される最大変位は最小化されます。 |
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変位制約による質量の最小化 |
最適化アルゴリズムでは、最大サイズ モデルよりも軽く、変位の制約に指定されている目標に違反しない形状が算出されます。 アルゴリズムでは、特定の制約下で構成部品の質量を減らしながら、変位(構成部品で観測される最大値、または単一ノードのユーザー定義値)を制限する方法が探索されます。
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制約
制約は、削除できる質量の割合を特定の値以下にするか、モデルで観測される最大変位のパフォーマンス目標を設定することによって、設計スペースの解を制限します。 1 つの最適化ゴールに対して最大 2 つの制約を定義できます。 ユーザー インタフェースは、選択したゴールに基づいて適用可能な制約のタイプを絞り込みます。
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質量制約 |
最適化中に部品で減らす目標質量を設定します。 次のいずれかのオプションを選択します:
質量削減を指定(パーセンテージ)
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質量削減の目標パーセンテージを入力
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質量削減を指定(絶対値)
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部品の最大設計スペースから削除する質量の正確な値を入力します。
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最適化アルゴリズムは、反復プロセスにより、最終形状で目標とする質量削減を達成しようとします。 |
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変位制約 |
選択した変位成分の上限を設定します。 表示成分(Component)では、目的の変位変数を選択します。 次のいずれかのオプションを選択します:
指定値
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選択した変位変数の目標値を入力し、目的の単位を単位(Units)で設定します。
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指定係数
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静解析スタディから計算された最大変位に掛ける係数を入力します。
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変位制約の参照頂点の位置には、次のうちいずれかを選択します。
自動(単一の最大点)
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モデルで観測される最大変位の頂点がデフォルトで選択されます。
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ユーザー定義
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変位制約の参照頂点をグラフィックス領域で選択します。
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