3D プリント タスク パネル

Costing タスク パネルで、単一ボディの 3D プリント部品の製造コストを算出するための入力値を指定できます。

製造方法

3D プリント

テンプレート

部品タイプのデフォルト テンプレートを選択できます。

機械加工テンプレート 既存の機械加工テンプレートを指定します。
テンプレート エディタの起動 Costing テンプレートを作成または編集するために Costing テンプレート エディタ(Costing Template Editor)を開きます。

材料

クラス(Class) 部品に対して指定された材料を基にその材料のクラスを指定します。 部品に材料が適用されている場合、そのクラスは自動的に選択されます。
名前(name) 部品の材料を基にその材料を指定します。 部品に材料が適用されている場合、その名前は自動的に選択されます。
使用材料 材料のクラス(Class)名前(Name)セクションから部品の SOLIDWORKS 材料特性を指定します。
材料費 材料に対して定義されたコストに、テンプレート内の選択された厚み値を反映した値を表示します。 材料費(Material cost)を上書きすると、ボックスが黄色で表示され、デフォルトのテンプレートにリセット(Reset to Template Default)をクリックできるようになります。

印刷プロパティ

平面の方向 コスト分析を実行するため、3D プリンタでの部品の方向位置を選択します。
  • XY
  • XZ
  • YZ

反対方向(Flip direction) を選択すると、方向が反転します。

境界ボックス サイズ
  • モデル
  • プリンタ(Printer)
この寸法は、プリンタに対して部品が大きすぎるかどうかを示します。
構造材料 Costing ツールでは、追加のサポート材料のコストが計算されません。 追加のサポート材料のコストを含めるには、構造材料(Structural material)を使用します。
肉厚 部品の外部壁面の厚みを指定します。これは、充填材料がない場合のオブジェクトの最小体積を算出するために使用されます。
充填率 無駄になるボディ ボリュームの割合を指定します。
総ボリューム  
プリンタ境界ボックスを表示 (Show printer bounding box) グラフィック領域に境界ボックスを表示する場合に選択します。

Quantity

部品総数 製造される部品の個数。
ロット サイズ 1 回の実行で製造される部品の個数。

購入レート

購入レート 使用される機械に関係なく、すべての製造過程のコストを決定する時間あたりのコストを指定します。 この値は、機械加工テンプレート内の機械と労務に関連するすべてのコストに優先します。
製造プロセスに対する購入レートだけがわかっている場合は、購入レート(Shop Rate)を使用します。 たとえば、製造ベンダーが、切削やドリルなどの個々のプロセスのレートではなく、$100/時間という購入レートを通知する場合があります。 購入レート(Shop Rate)をデフォルト値として機械加工テンプレート内に指定することができます。

値上げ/値引き

コスト調整 比率を使用して材料費またはコスト合計を調整します。 負の値を指定すると値引きが作成され、正の値を指定すると値上げが作成されます。 たとえば、材料費の 15% だけコストを引き上げ、コスト合計に合算することができます。 負のパーセンテージを指定すると 15% の引き下げになります。 次のいずれかのオプションを選択します:

合計コストの %

コスト合計に対するパーセンテージに基づいて製造コストを引き上げます。

材料費の %

材料費に対するパーセンテージに基づいて製造コストを引き上げます。

このオプションは、製造される部品の材料費またはコスト合計に対して値引きが行われる場合に使用します。 メーカーでは、このオプションを使用して、実際のコストに対する利益率を指定します。

部品毎の推定コスト

  コスト(Cost) 部品製造の推定コスト合計を表示します。 コストは、ユーザーによる変更に基づいて常に更新されます。
  比較 現在(Current)および以前(Previous)のコスト、または現在(Current)およびベースライン(Baseline)のコストを示す棒グラフを表示します。 部品に対する変更によってコストが下がる場合、現在(Current)のバーは緑色で、差異のパーセンテージ はマイナスになります。 部品に対する変更によってコストが上がる場合、現在(Current)のバーは赤色で、差異のパーセンテージ は正になります。

ベースライン設定(Set Baseline) をクリックして、比較のためのベースライン コストを指定します。 後から設計を変更した場合、コストがベースライン コストと比較されます。 ベースライン コストを指定すると、部品に対する変更は現在(Current)のコストとみなされ、差異が表示されます。 ベースライン価格が指定されている間、部品は、回転、展開、および再フォールドされます。これは、ソフトウェアが Costing レポート用にイメージをキャプチャしているからです。

  内訳 コスト合計の主要な部分を占めるコストとパーセンテージ分布を表示します。

材料

使用される材料の重量に基づく材料費。

製造

カット、ベンド、フォーム ツール、および追加操作を含む処理コストの合計です。

値上げ/値引き

値上げ/値引きで指定した調整。

レポート生成 レポート オプション (Report Options) ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスで、レポートをカスタマイズし、Word 文書または Excel スプレッドシートとしてエクスポートできます。