リモート荷重 (直接変換)

このオプションは、変位量が小さいものと仮定し、省略された部品が適度な柔軟性 を持っている場合に選択できます。

リモート荷重(集中荷重およびモーメント、または そのいずれか一方)は、選択した座標系のX、Y、およびZ位置で定義された点にかかります。座標系が選択されていない場合は、グローバル座標系が使用されます。リモートモーメントは、座標系の指定した軸の周囲に生じます。等価の集中荷重が自動的 に計算され、選択した面にかかります。集中荷重は、集中荷重および等価モーメントという形で、選択した面に伝わります。

たとえば、リモート力 F が以下の図で示すようにかかる場合、面に対し、力 F とモーメント M = F x d を合計した力がかかります。
rm_ld_direct.gif
1 つの定義ですべてのリモート荷重とモーメント成分 (ローカル座標系に関する X-、Y-、Z-方向) を適用することは推奨されます。

面へのリモート荷重 (直接変換) の適用

リモート荷重(直接変換)を面に設定する:

  1. Simulation スタディ ツリーで、外部荷重 アイコンを右クリックして リモート荷重/質量 PM_remote_load-mass.gif を選択します。
  2. タイプより荷重 (直接変換) を選択します。
  3. グラフィックス領域から、リモート荷重を設定する面を選択します。
  4. 参照座標系 で、全体(デフォルトの全体座標系)、または ユーザー定義 を選択します。
    ユーザー定義 では、座標系の選択 PM_force_coordinate_system.gif の内側をクリックし、次にフライアウト FeatureManager ツリーから座標系を選択します。
  5. 位置 で、以下を行います。
    1. 長さを指定する 単位 PM_units.gif を選択します。
    2. リモート荷重の適用位置の座標を、X-位置 PM_remote_load_x_location.gif、Y-位置 PM_remote_load_y_location.gif、Z-位置 PM_remote_load_z_location.gif ボックスに入力します。
  6. で、以下を行います。
    1. 力に使用する単位 PM_units.gif を設定します。
    2. 設定する成分をクリックし、値を入力します。
  7. モーメント で、以下を行います。
    1. モーメントに使用する単位 PM_units.gif を設定します。
    2. 設定する成分をクリックし、値を入力します。
  8. PM_OK.gif をクリックします。