単一の荷重に基づく疲労イベントの定義

疲労イベントを単一の荷重ケースに基づいて定義するには、イベントの追加 (一定)(Add Event (Constant)) PropertyManager で次の操作を行います。

  1. 疲労イベントに関連付けられたサイクル数(Number of Cycles) を設定します。
  2. 荷重タイプ メニュー から、以下のオプションの 1 つを選択します。
    • 完全な反転
    • ゼロ基準
    • 荷重比
  3. スタディの関連付け (Study Association) ボックス で、次の操作を行います。
    1. 最初の行の静解析スタディ、非線形スタディ、または動解析の時刻歴スタディを選択します。 スケール (Scale) にスケール係数を入力できます。 交番応力値を評価するために、参照スタディの応力成分にこの係数を掛けます。
    2. 非線形スタディまたは動解析の時刻歴スタディの場合、スケール (Scale) に特定の時間ステップを入力します。 この特定のソリューション ステップの出力は、応力値の入れ替えの評価と見なされます。
  4. をクリックします。

単一の一定振幅疲労イベント

定振幅疲労イベントは、交番応力、平均応力(または応力比率)、そして載荷サイクル数により完全に定義されます。

完全な反転 プログラムは、各節点の交番応力を、参照静解析スタディから選択した応力値(応力強さ、von Mises、または P1)にスケール係数を掛けた値として設定します。 応力成分の最大値と最小値は、絶対値が等しく、方向が逆です。

ゼロベース プログラムは、参照静解析スタディ内の対応する応力の 1/2 と同じ値の交番応力にスケール係数を掛けた値を各節点に設定します。 プログラムは、参照静的スタディからピークの 1 つを取得し、その他のピークをゼロに設定します。

ユーザー定義の荷重比 プログラムでは、ユーザー定義の荷重比を R と仮定し、ピークの 1 つを参照スタディから読み出し(指定したスケール倍率を考慮)、最初のピークと R を乗算してそれ以外のピークを算出します。次に、[疲労(Fatigue)] プロパティ ダイアログ ボックスで選択された応力値を計算してから、|S*(1 - R)|/2 (S = 参照静解析スタディ内の応力成分の極値)を使って代替応力を計算します。