トランジションによってトリガーされるアクションを定義するには、トランジション アクション(Transition Action)ダイアログ ボックスを使用します。
このダイアログ ボックスを表示するには、以下のようにします:
ワークフロー エディタでトランジションをクリックします。 プロパティ ダイアログ ボックスの アクション (Actions) タブで、アクションの追加(Add Action) をクリックするか、アクションをクリックしてから アクションの編集 をクリックします。
説明
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注記を入力します。
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タイプ
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次の中から、アクションの種類を選択します。
選択に基づいて、ダイアログ ボックスの下部に、種類別オプションが表示されます。
コメント(Comment)、コマンドを実行(Execute command)、タスクを実行(Execute task)、XML にデータをエクスポート(Export data from XML)、およびXMLからデータをインポート(Import data from XML)は、Standard ボルトのワークフローでは使用できません。
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アイテムを実行(Run for items)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
このアクションをアイテムに適用します。 アイテム(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)を参照してください。 |
カスタムBOMを実行(Run for named bills of materials)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
(種類 が 変数設定 の場合は使用できません)。 このアクションをカスタムBOMに適用します。 |
ファイルを実行(Run for files)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
このアクションをファイルに適用します。 これを選択すると、次の拡張子を持つファイルのみを実行 を使用して、特定のファイル タイプにアクションを限定することができます。 |
次の拡張子を持つファイルのみを実行(Only run for files with these extensions)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
(ファイルを実行 が選択されている場合のみ使用できます)。 特定のファイル タイプに限定して、アクションを実行します。 1つ以上のファイル拡張子をセミコロン(;)で区切って指定します。 SOLIDWORKS PDM Standard は、SLDDRW の拡張子が付いたファイルのみをサポートします。
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コメント(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)
このオプションは、種類 (Type) が コメント (Comment) の場合のみ利用可能です。
このオプションは、自動ワークフロー トランジションに対してのみ利用可能です。 ワークフロー トランジションを自動から並行または垂直に変更すると、警告が表示されます。
トランジション コメント(Transition Comment)
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自動ワークフロー トランジションの間に処理されるコメントを入力できます。 このコメントは、ファイルの履歴のトランジション線に表示されます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 最長 250 文字まで文字を入力できます。
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コマンドを実行(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)
以下のオプションは、種類がコマンドを実行の場合のみ利用可能です。
実行するコマンドを入力(Enter command to execute)
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実行可能ファイルのフル パス(クライアント コンピュータからトランジションを実行する場合と同じ指定)を指定するか、既に Windows に登録されている場合は、実行可能ファイルの名前を指定します。 コマンド ラインまたは から実行可能ファイルを実行する場合と同じパスを指定します。 |
開始されたプログラムが終了するまでお待ちください(Wait until the started program terminates)
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プログラムが終了するまで、SOLIDWORKS PDM のアクティビティを中止します(たとえば、他のトランジション アクションを中止します)。 |
タスクを実行(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)
このオプションは、種類(Type)がタスクを実行(Execute task)の場合のみ利用可能です。
実行するタスクを選択(Select task to execute)
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選択されたタスクの実行を開始します。 タスク(Tasks)を参照してください。 |
XMLへデータをエクスポート(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)
以下のオプションは、種類が XML へデータをエクスポートの場合のみ利用可能です。
XMLからデータをインポート(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)
以下のオプションは、種類が XML からデータをインポートの場合のみ利用可能です。
リビジョンの増加(Inc. Revision)
このオプションは、
種類 が
リビジョンの増加 の場合にのみ使用できます。
SOLIDWORKS PDM は、リビジョンの増加 アクションでは、データのファイル データ カード変数にリビジョン番号を書き込みません。 必要な場合は、別途に 変数設定 アクションを作成します。
リビジョン コメント
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ファイルの履歴に表示されるリビジョン増加のコメントを入力できます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 最長 250 文字まで入力できます。
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メール送信
以下のオプションは、種類がメール送信の場合のみ利用可能です。
新しい名前(To)
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メッセージを受信するユーザーまたはグループをリストします。 |
メッセージ
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メッセージ本文が表示されます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 例: ブライアン、%projectpath%%filename%の承認準備ができました。%user%
変数は、メッセージの生成時に値が代入されます。
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変数設定
種類 が
変数設定 のとき、これらのオプションを利用できます。
ファイル データ カード変数をトランジション アクションから更新すると、SOLIDWORKS PDM は、そのファイルの新しいバージョンを作成します。 ファイルに参照が含まれている場合、新しいバージョンに従ってその参照が更新されます。
変数
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更新するデータ カード変数が表示されます。 読み取り専用の 種類 フィールドに、変数のデータ タイプが表示されます。 |
コンフィギュレーション
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変数を更新するデータ カードの特定のコンフィギュレーション タブを指定します。 利用可能なすべてのコンフィギュレーションを更新するには、このフィールドを空のままにします。
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値(Value)
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変数の値を設定します。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。 たとえば、Checked by %user% と入力し、トランジションを実行するユーザーの名前が Bill の場合、変数が Checked by Bill に設定されます。システム変数にソース コンフィギュレーションを含めることもできます。 たとえば、変数 Description を選択し、ソース コンフィギュレーション MyConfig1 と区切り記号を追加すると、値 (Value) フィールドには %var_Description@MyConfig1% と表示されます。 これは変数をソース コンフィギュレーションからの説明に設定します。
トランジションで最新バージョンを上書き(Overwrite Latest Version)を選択し、ファイル バージョンにリンクされている変数設定アクションを構成する場合は、トランジションが最上位のファイルバージョンを上書きするように、値(Value)には、次のバージョン(Next Version)ではなくバージョン(Version)を選択します。 バージョン(Version)の値フィールドには、%version% が表示されます。
%version% および %nextversion% の値は、トランジションを実行する前に、現行ファイル バージョンに基づいて算出されます。 たとえば、トランジション前のファイル バージョンが 3 の場合、%version% の値は 3 になり、トランジション後の %nextversion% の値は 4 になります。 トランジションでバージョンの上書きを使用するとき、変数の値をトランジション後のファイル バージョンにする必要がある場合は、値(Value)にバージョン(Version)を選択します。
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バージョン コメント(Version Comment)
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ファイルの履歴に表示されるコメントを入力できます。 システム変数を含めるには、 をクリックし、変数を選択します。
バージョン コメント は、トランジションに対するすべての変数設定アクションで共有されます。 最長 250 文字まで入力できます。
トランジションによって更新されるバージョン フリー変数にはコメントを追加できません。
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マッピングされた承認者(Mapped Approvers)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) を展開すると、ロール、ロール メンバー (ユーザー (Users))、このトランジションを完了するために必要な承認者の数が表示されます。 たとえば、ロール Engineering と Manufacturing を作成した場合、展開されたリストでは、これらのロールおよびロールのメンバーであるユーザーが表示されます。
1 人以上のユーザーを選択すると、SOLIDWORKS PDM は変数値として使用するためにユーザーおよびシステム データを保存します。
選択されたユーザーがトランジションを承認すると、ソフトウェアは変数を含むデータ カードに値を表示します。
このオプションは、並行ワークフロー トランジションに対してのみ利用可能です。
詳細は、並行承認データ マッピングの設定(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) を参照してください。
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承認者の値を上書き(Override Approver Value)(SOLIDWORKS PDM Professional のみ) |
このオプションを選択するには、先に マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) を展開します。
承認者の値を上書き (Override Approver Value) を選択すると、マッピングされた承認者 (Mapped Approvers) リストの ユーザー (Users) チェック ボックスがラジオ ボタンに置き換わります。
これにより、ファイルのトランジションを実際に行うユーザーに関係なく、データを変数値に使用する 1 人のユーザーを選択できます。
選択されたユーザーのデータが、変数を含むデータ カードに表示されます。
詳細は、承認者上書きの設定 を参照してください。
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