疲労チェック プロット PropertyManager(Fatigue Check Plot PropertyManager)

モデルの特定の領域で載荷と除荷の繰り返しが長期に及ぶ場合、疲労チェック プロット(Fatigue Check Plot)は警告を出します。プロットは完全な反転荷重、またはゼロベースの荷重を持つ定振幅疲労イベントに基づきます。

この PropertyManager を表示するには、静解析スタディを実行します。結果(Results)を右クリックし、疲労チェック プロット定義(Define Fatigue Check Plot)を選択します。このオプションは、Simulation Professional、またはSimulation Premiumライセンスで利用可能です。

疲労チェック プロット は、複合シェルまたは梁には利用できません。

チェックするボディ(Bodies to Check)

すべてのボディを選択 モデルですべてのボディの選択を可能にします。
ボディ選択 疲労チェック プロット で、含ませるボディを選択します。

計数を変更しています

減少率を選択されたボディの耐疲労性に適用します。一度、減少率が決定されると、作動状態における選択された構成部品の耐疲労性、FS(component) が次として評価されます:

FS(component) = FS(material) x 表面粗さ係数 x 荷重係数 x サイズ係数

材料の耐疲労性、FS(material) 、は、材料の引張り強さの半分と等しくなります。
荷重タイプ

平均応力と交番応力を決定するために、ゼロベースの疲労荷重を適用します。

平均応力 = 交番応力 = ½ * max [P1 or (P1-P3)/2)]

平均応力と交番応力を決定するために、完全な反転の疲労荷重を適用します。

平均応力 = 0

交番応力 = max [P1 or (P1-P3)/2]

P1,P2, P3 がそれぞれ最大主応力、中間主応、最小主応力です。

計算(Calculate)   耐疲労性の減少率を指定します。
{\cs6\f2\cf6\lang1024 <:cs "MenuItems" 1>}表面粗さ{\cs6\f2\cf6\lang1024 <:/cs>}(改称) 補正表面粗さ係数を指定します。表面粗さの補正は、その部品の作動状態における耐疲労性の推定を許可します。ユーザー定義の値を入力するために、リスト、または順次選択(Other)から適切な表面粗さタイプを選択します。範囲は、0.1 から 1 です。
荷重係数 補正荷重係数を指定します。疲労限界は、通常曲げ応力下にある試験片から決定されます。引っ張り荷重を受ける試験片は、より低い疲労限界を持っています。リストから荷重のタイプを選択するか、またはその他(Other)を選択し、ユーザー定義の値を入力します。範囲は、0.1 から 1 です。
サイズ係数 補正サイズ係数を指定します。 実験結果に基づいて、より大きい部分は、より小さい部品に比べ低い疲労限界を持っています。 範囲は、0.1 から 1 です。
指定(Specify)   次と等しくなる耐疲労性の累積的な減少率を設定します:

表面粗さ係数 x 荷重係数 x サイズ係数

範囲は、0.001 から 1 です。

材料(Material)

1つのボディを選択するとき、材料の説明と耐疲労性が表示されます。 疲労チェックプロット計算が行なわれ、モデルが疲労破壊の可能性を持つ場合、通知されます。

緑のアイコンはモデルが安全であることを示し、繰り返し荷重のサイクル下で破壊をおこさないでしょう。 すべての選択されたボディはグラフィックス領域で青く表示されます。

赤いアイコンは、繰り返し荷重のサイクル下でモデルの一部が破壊する可能性があることを警告します。疲労の可能性があるモデルの領域は赤で表示されます。設計の安全性のより詳細にアクセスするには疲労スタディを実行してください。
すべての耐疲労性を拡大 選択された構成部品の耐疲労性に与えられた係数を掛けます。範囲は、1 から 100 です。
最小安全率 選択された構成部品の耐疲労性を与えられた安全係数で割ります。範囲は、1 から 10 です。

修正された構成部品の耐疲労性は:

修正耐疲労性 = FS(component) * スケール係数 / 安全係数

1より大きいスケール係数、または安全を入力して、グラフィックス領域をクリックします。 疲労チェックプロットが計算され、選択された構成部品の色がグラフィックス領域で更新されます。