作業インストラクション ファイルの作成と使用(Creating and Using Work Instruction Files)

作業インストラクション ファイルを作成することにより、アップグレード時間を減らすためにアップグレード ツールを同時にいくつかのワークステーション上で実行することができます。

マスター ワークステーションになる、アップグレードツールを実行する最初のワークステーションで作業インストラクション ファイルを作成します。

作業インストラクション ファイルを作成し使用するには:

  1. 共有フォルダを作成し、アップグレード 読み取り/書き込みアクセスに参加させる各ワークステーションを指定します。
  2. 次のいずれかを実行して、ファイル バージョン アップグレード ユーティリティを起動します:
    • Windows 7 と、Windows Server 2012 よりも前の Windows Server システムでは、Windows のスタート メニューから、 すべてのプログラム > SOLIDWORKS PDM > ファイル バージョン アップグレード(File Version Upgrade)を選択します。
    • Windows 8.1 および Windows Server 2012 以降では、アプリ画面の SOLIDWORKS PDM で、ファイル バージョン アップグレード(File Version Upgrade) をクリックします。
  3. ようこそ 画面で、新しいアップグレード プロセスを開始(マスターワークステーション) を選択し、次へ をクリックします。
  4. ウィザード画面を完了してください。
  5. アップグレード設定 画面で:
    1. アップグレード設定 の下で、アップグレード作業を複数の作業インストラクション ファイルに分割 を選択します。
    2. 作成する作業インストラクションファイルの数を指定します。
    3. 作業インストラクション ファイルの共有位置(Shared location for work instruction files)には、ステップ1で作成した共有フォルダの名前を入力するか、あるいはフォルダにナビゲートするために参照ボタンをクリックしてください。
      このフォルダ名は UNC フォーマット である必要があります。
    4. 次へ(Next</Z2>) をクリックします。
  6. ファイルのアップグレードの準備完了 画面で次のいずれかを実行します:
    • すぐにアップグレードするには はい(Yes)をクリックします。

      完了メッセージが表示されたら、OKをクリックします。

    • アップグレード ユーティリティを終了し、後で作業インストラクション ファイルを実行するにはいいえ(No)をクリックします。
  7. ステップ 6 でいいえ(No)を選択した場合、作業インストラクションファイルを使ってアップグレードを行なうために再びファイル バージョン アップグレードツールを実行してください。
  8. ようこそ 画面で、アップグレード プロセスへ参加(スレーブ ワークステーション) を選択します。
  9. 作業インストラクションファイルを選択 画面で:
    1. 作業インストラクション ファイルの位置を参照してください。
    2. 処理する作業インストラクション ファイルを選択してください。
    3. 次へ(Next</Z2>) をクリックします。
      作業インストラクションファイルの概要 はアップグレードのために指定された設定の読み取り専用の概要を表示します。
    4. 次へ(Next</Z2>) をクリックします。
  10. ファイルのアップグレードの準備完了 画面で:
    1. ファイルを表示(View Files)をクリックしてアップグレードするファイルのリストを確認します。
    2. すぐにファイルをアップグレードするには はい(Yes)をクリックします。
    3. 完了メッセージが表示されたら、OKをクリックします。