穴ウィザードの穴の公差の指定

穴ウィザード（Hole Wizard）フィーチャーを作成するとき、公差と小数位数の値を設定できます。

穴ウィザード（Hole Wizard） PropertyManager のタイプ（Type）タブには、公差/小数位数（Tolerance/Precision）が含まれています。 PropertyManager は、穴仕様に適用する公差のオプションを、穴のタイプに応じて表示します。 このセクションでは、アセンブリの穴ウィザード（Hole Wizard）フィーチャーについても説明します。

公差値は、図面の穴寸法テキストに自動的に反映されます。 穴寸法テキストの値を変更すると、部品の値が更新されます。 コンフィギュレーションの公差値も変更できます。

これまでは、図面の穴寸法テキストを手動で修正して、公差と小数位数のパラメータを穴ウィザードの穴に追加できるだけでした。

穴ウィザードの穴の公差を指定するには:

  1. system_dir:\Users\Public\Public Documents\SOLIDWORKS\SOLIDWORKS 2019\samples\whatsnew\parts\tolerance.sldprt を開きます。
  2. FeatureManager デザイン ツリーでCBOREを右クリックし、フィーチャー編集（Edit Feature）をクリックします。
  3. PropertyManager のタイプ（Type）タブで、公差/小数位数（Tolerance/Precision）を展開します。
  4. 公差/小数位数（Tolerance/Precision）の下の寸法テキスト値（Callout Value）で通し穴の直径（Thru Hole Diameter）を選択します。
    1. 公差タイプ（Tolerance Type）で上下寸法許容差（Bilateral）を選択します。
    2. 最大寸法差（Maximum Variation）に 0.05mm と入力します。
    3. 最小寸法差（Minimum Variation）に -0.02mm と入力します。
  5. 公差/小数位数（Tolerance/Precision）の下の寸法テキスト値（Callout Value）で座ぐり穴の直径（CounterBore Diameter）を選択します。
    1. 公差タイプ（Tolerance Type）で普通許容差（Symmetric）を選択します。
    2. 最大寸法差（Maximum Variation）に 0.05mm と入力します。
    3. 小数位数（Unit Precision）で.12（ドキュメント）を選択します。
  6. をクリックします。

部品から図面を作成する場合、公差値が穴寸法テキストに表示されます。