PhotoView 360 シーン イルミネーション プルーフ シート ダイアログ ボックス

PhotoView 360 シーン イルミネーション プルーフ シートで複合レンダリングを使用して、レンダリング明度、背景明度、およびシーン反射度の設定をすぐに変更し、これらの変更のプレビューをリアルタイムに表示します。

プルーフ シートを使って変更できるのは、PhotoView 360 基本照明の設定のみです。 指向性光源、点光源、またはスポット光源など、PhotoView 360 でオンになっているフィジカルな照明は、変更されません。

PhotoView 360 シーン イルミネーション プルーフ シート(Scene Illumination Proof Sheet)を開くには、次のいずれかを実行します:

  • PhotoView 360 > プルーフシート(Proof Sheet)をクリックします。
  • DisplayManager タブで、シーン/照明/カメラ表示(View Scene, Lights, and Cameras)をクリックし、PhotoView 360 照明(PhotoView 360 Lights)を右クリックしてシーン イルミネーション プルーフシート(Scene Illumination Proof Sheet)をクリックします。
  • レンダリング ツール(Render Tools) CommandManager またはレンダリング ツール(Render Tools)ツールバーで、シーン イルミネーション プルーフ シート(Scene Illumination Proof Sheet) をクリックします。

イルミネーション プロパティ(Illumination Properties)

さまざまなイルミネーション プロパティを使って表示されるように、ダイアログ ボックスの上部にモデルのサムネイル イメージが表示されます。

左側にあるサムネイルは、レンダリング明度(Rendering Brightness)背景明度(Background Brightness)、およびシーン反射度(Scene Reflectivity)を減らした結果がサムネイル表示されます。 右側には、それらの値を増やした結果が表示されます。 デフォルトでは、両側にそれぞれ 3 列のサムネイルが表示されます。 列数(Number of columns)コントロールを使用すると、列の数を増やしたり減らしたりできます。

イルミネーションの変化をすぐに確認するには、これらのサムネイルのいずれかをクリックします。 これは、ダイアログ ボックスの中央にある現在の選択アイテム(Current Selection)サムネイルをリアルタイムに更新します。 2 つめのタブは、モデルの元の状態(Original)イルミネーションの表示を切り替えます。

サムネイルの上にポインタを移動すると、大きなサムネイルが表示され、1 平方メートルあたりのステラジアンごとのワット数でそのサムネイルが表す輝度値が表示されます(W/srm^) ダイナミック ヘルプ(Dynamic help)が有効な場合は、ポインタをその上に置くと、イルミネーション プロパティの説明に対する変更がポップアップに表示されます。

<< レンダリング明度 (低) モデルに放たれる光量をシーン環境から減らします。
<< 背景明度 (低) 背景の明度を減らします。
<< シーン反射度 (低) モデルに反射される環境イメージの量を減らします。
オリジナル ダイアログ ボックスを開いたときのモデルの照明を表示します。
現在の選択アイテム 実行したイルミネーション変更の効果を表示します。

ポインタをサムネイルの上に置くと、現在の輝度値が表示されます。

例:

レンダリング明度=0.8 W/srm^2

背景イメージ明度 = 0.9 W/srm^2

シーン反射度 = 1.0 W/srm^2

変更を行い、元の値に戻る場合は、イメージの左下隅にあるリセット(Reset)をクリックします。

レンダリング明度 (高) >> モデルに放たれる光量をシーン環境から増やします。
背景明度 (高) >> 背景の明度を増やします。
シーン反射度 (高) >> モデルに反射される環境イメージの量を増やします。
完全レンダリング レンダリングに以下のいずれかが含まれている場合、より精度の高いレンダリングのビューを作成します:
  • フィジカルな照明 - 点、スポット、または指向性光源
  • 屈折外観
  • 輝き
  • 輪郭/セル画レンダリング
  • ダイレクト焦線
増分 レンダリング明度、背景明度、および反射度のイルミネーション プロパティに対する値の変化を制御します。 環境回転の量も制御します。

たとえば、スライダーをスムーズ表示(Fine)に設定すると、左から右に移動するにつれて、輝度値が .1 W/srm^2 ずつ増加します。スライダーを粗表示(Coarse)に設定すると、輝度値は 1.0 W/srm^2 ずつ増加します。

列数 プルーフ シートのそれぞれの側に表示される列数を制御します。

デフォルトは、それぞれの側に 3 列で、合計 6 列になります。

ダイナミック ヘルプ 有効な場合、ポインタをイルミネーション プロパティの上に置くと、そのプロパティの詳細な説明が表示されます。

環境の回転(Environment Rotation)

照明/影の位置を変更(遅い)(Change the Position of Lights and Shadows (slower))を選択すると、2 セットの環境の回転サムネイルを使って、環境をシーンの床の中央で回転できます。 これらのコントロールは、光または反射をPhotoView 360 レンダリングで表示されるように環境イメージから別の場所に移動する必要がある場合に使用します。

環境の回転に対する変更は、リアルタイムでは発生しません。 したがって、環境の回転を有効にすると、イルミネーション プロパティの編集はできなくなります。 1 つのプロパティ セット(3 つのイルミネーション プロパティまたは環境の回転)で一度に作業を行い、それらの間を行ったり来たりしないようにすることが推奨されます。

環境の回転は、RealView グラフィックスでも利用できます。
<< 環境の回転 (低) 環境を時計回りの方向に回転します。
環境の回転 (高) >> 環境を反時計回りの方向に回転します。