ニチノール モデルの定式化

通常、ニチノールは有限のひずみに耐えられるように使用されます。そのため、このモデルには対数ひずみを利用した大ひずみ理論とともに最新の Lagrangian 方程式が採用されます。

したがって、構成モデルは対数ひずみと Kirchhoff 応力成分を関連付けるように構成されています。 しかし、最終的に構成マトリックスおよび応力ベクトルの両方は Cauchy(真)応力を表すために変換されます。

Material_nitinol_loading_unloading.gif

σst1, σft1

引張載荷の初期/最終降伏応力 [SIGT_S1、SIGT_F1]

σst2, σft2

引張除荷の初期/最終降伏応力 [SIGT_S2、SIGT_F2]

σsc1, σfc1

圧縮載荷の初期/最終降伏応力 [SIGC_S1、SIGC_F1]

σsc2, σfc2

圧縮除荷の初期/最終降伏応力 [SIGC_S2、IGC_F2]

eul

(最大引張弾塑性ひずみ) *(3/2)0.5

Material_nitinol_expon_law.gif
指数フロールールでは、追加の 5 つの定数、βt1、βt2、βc1、βc2 を活用します:

βt1

引張載荷の変形速度を測定する材料パラメータ [BETAT_1]

βt2

引張除荷の変形速度を測定する材料パラメータ [BETAT_2]

βc1

圧縮載荷の変形速度を測定する材料パラメータ [BETAC_1]

βc2

圧縮除荷の変形速度を測定する材料料パラメータ [BETAC_2]

降伏判定規準

フェーズ変形の圧力依存の可能性をモデル化するために、降伏基準に Drucker-Prager タイプのロード関数が使用されます。

F(τ)= sqrt(2)*σ(bar)+ 3*α*p
F - RIf = 0
ここで
σ(bar)= 有効応力
p = 平均応力(または静水圧)
α = sqrt(2/3) (σsc1 - σst1 ) / (σsc1 - σst1)
RfI = [ fI(sqrt(2/3) + )]、I = 載荷時は 1、除荷時は 2