最適化デザイン スタディのプロパティ(Properties for the Optimization Design Study)

CAE による素早く低価格の解析がコンピュータ上の製品開発サイクルを支援している一方で、依然いくつかのスタディを作成し、多くのシナリオをシミュレーションする必要があります。 このような場合には、モデルを変更するごとに解析を実行し、結果を検討する 必要があります。

比較的単純な設計でも、いくつかの寸法を変更することができます。 どの組み合わせで検討すればいいのかを決定し、その組み合わされた結果を 検討することは大きな負担になるかもしれません。

デザイン スタディでは、ソフトウェアのパラメトリックなフィーチャーベース・モデリングと 自動再構築機能を使って、モデルの自動的な最適化を実現するものです。 ソフトウェアは最小の解析数で最適な解を素早く検知する技術を装備しています。 プログラムは実験計画法のメソッドベースを使用します。

プログラムはデザイン スタディのプロパティで 2 つの異なる品質を提供します。 ソフトウェアでは、オーダー要素レベルと変数の数に基づいて、多数のトライアルを実行します。 それぞれのトライアルのために、プログラムは戦略的に決定された変数の値のセットですべての関連付けられたシミュレーション スタディを実行します。 次のテーブルは、連続変数の高精度法およびファスト結果(速)法の繰り返し数を示しています(範囲 オプション)。 プログラムは、高精度(High Quality)設定に Box-Behnken 2 次計画法を、ファスト結果(速)(Fast Results)設定に Rechtschafner 2 次計画法を使用します。 Rechtschafner 計画法は、Box - Behnken 設計が必要としない特定の事前計算を実行しますが、応答関数を形成し最適化するため、必要な実験は少なくなります。

設計変数の数(連続変数の場合) 高精度 ファスト結果
1 3 N/A
2 9 N/A
3 13 N/A
4 25 15
5 41 21
6 49 28
7 57 36
8 N/A 45
9 121 55
10 161 66
11 177 78
12 193 91
13 N/A 105
14 N/A 120
15 N/A 136
16 385 153
17 N/A 171
18 N/A 190
19 N/A 210
20 N/A 231
実験を行なった後で、プログラムは応答関数を形成して最適化ゴールを達成することにより、最適な設計変数を計算します。 目標として、センサーによって追跡されるシミュレーション データに対して特定の値を最小化、最大化、または定義することを選択できます。 プログラムは最適な設計に対する結果を評価する、関連づけられたシミュレーション スタディを実行します。