結合 - ピン

ピン(Pin)結合 は、実際のピン ジョイントのモデリングを置き換えます。 1 つのピン結合を定義して、同軸円筒面を接続できます。 円筒面または円形エッジは、1 つまたは複数のボディに属することが可能です。

タイプ(Type)

ピン結合は、静解析、非線形解析、座屈解析、固有値解析、動解析スタディで使用できます。

円筒面/エッジ ピンに接続されているすべての同軸の円筒面または円形シェル エッジを選択します(最大 10 面またはシェル エッジ)。 選択は同軸である必要があります。 選択されたエッジは、定義済みのシェル サーフェスに属していなければなりません。 選択された面またはエッジは、同じ半径である必要はありません。

板金部分では、ソリッドの円筒面を選択し、プログラムがピン結合を中立面シェルの円形エッジに移動します。

  止め輪(変位なし) ピンに接続された円筒面またはエッジ間の相対的な軸変位を防ぎます。
  キー(回転なし) ピンに接続された円筒面またはエッジ間の相対的な回転を防ぎます。

結合タイプ

梁要素を持つピン結合がモデル化されます。 梁の各端節点(ピン ジョイント)は、接続された円筒面の中心に位置します。 剛結合では、剛体棒要素を持つ接続された円筒面の節点に、梁の端節点を接続します。 剛結合を持つピンに接続されている面は、荷重を受けても変形できませんが、剛体として移動することはできます。
分布 分布結合では、各梁の端節点(参照節点)のモーションを選択した円筒面(結合節点)の節点に平均的に拘束します。 分布結合を使用すると、円筒面の結合節点をお互いを基準に移動できます。

オプション

単位 ピン剛性値の単位を定義します。
軸剛性 軸方向でのピンの剛性値を入力します。

2 つ以上の円筒面またはエッジを接続するピンの場合、ソフトウェアは各ピン セグメントの幾何特性(断面面積や長さなど)に基づいて軸剛性を再分布します。 ピン セグメントは 2 つの連続する円筒面を接続し、2 つの端ジョイントを持ちます。

止め輪(変位なし)(With retaining ring(No Translation))を選択した場合、オプションは使用できません。
軸方向の剛性と回転方向の剛性の両方を定義する際は、1 つの剛性値を 0.0 よりも大きくする必要があります。
Rotational Stiffness 円周方向でのピン剛性の値を入力します。

2 つ以上の円筒面またはエッジを接続するピンの場合、ソフトウェアは各ピン セグメントの幾何特性(極慣性モーメントや長さなど)に基づいて回転剛性を再分布します。

キー(回転なし)(With key (No rotation))を選択した場合、オプションは使用できません。
質量を含む シミュレーションにはピンの質量を含むことができます。 質量値は、固有値解析、座屈解析、動解析、および重力および遠心力荷重を適用するときに、静解析および非線形解析スタディで使用されます。

強度データ

強度データ(Strength Data)を選択し、ピン結合の合否判定チェックを実行します。 静解析、非線形解析スタディでのみ使用できます。
有効断面積 ピンの既知の有効断面積を定義します。 その単位を単位(Unit)で選択します。
ピン強度 ピン材料の降伏強さです。その単位を単位(Unit)で選択します。
安全率 ピンの設計チェックの合否判定のために、安全率を定義します。 組み合わされた荷重が 1/安全率を超えたとき、ピンは破壊します。

材料(Material)</Z3> </Z4>

強度データ(Strength Data)を選択した場合に使用できます。
ライブラリ(Library) 材料の選択(Select Material)をクリックし、材料(Material)ダイアログ ボックスを開きます。
Simulation は、SOLIDWORKS 材料ライブラリからデフォルトで材料として合金鋼を選択します。

ピンに割り当てられた材料用の温度依存材料特性はサポートされません。 ピンの場合は一定の材料特性のみがサポートされます。

記号設定

  色の編集 記号の色を選択します。
記号サイズ 記号のサイズを定義します。
  プレビュー表示 グラフィックス領域の結合記号の表示/非表示を切り替えます。
  • ピン結合を使用してシミュレーションを実行した後、変形形状を 1.0 のスケール係数でプロットし、構成部品間に干渉が存在しないことを確認します。 干渉が発生すると、結果は無効になります。 干渉が発生した場合は、干渉する面の間に接触を適用し、シミュレーションを再実行してください。
  • ピン結合に接続されている円筒面が最初は一致する場合、接触を適用して、シミュレーション中のボンド結合を防ぎます。