合致(Mate)PropertyManager - 標準(Standard)タブ

標準合致の追加または編集は、合致(Mate)PropertyManager の標準(Standard)タブで行います。

合致 (Mate) PropertyManager を開くには、アセンブリで次のいずれかを実行します:

  • 合致 (Mate) (アセンブリ ツールバー) または 挿入 (Insert) > 合致 (Mate) をクリックして合致を追加します。
  • FeatureManager デザイン ツリーで 合致(Mates) フォルダを展開して合致を編集します。 1 つ、または複数の合致を右クリックし、フィーチャー編集(Edit Feature)を選択します。

合致設定(Mate Selections)

合致エンティティ 合致するエンティティを指定します。

合致の不明瞭な面を選択する必要がある場合は、Alt キーを使用して面を一時的に非表示にします。

合致を追加する際に構成部品の配置を最適化(Optimize component placement when adding mates)オプションが有効であれば、合致を作成する場合、構成部品は画面上のより論理的な位置に、他の構成部品と相対させて配置されます。 このオプションを無効にするには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > アセンブリ(Assemblies) をクリックし、オプションを選択解除します。

複数合致モード 1 つのオペレーションで共通の参照に多数の構成部品を合致します。 次のフィールドとオプションが表示されます:
共通参照 他の構成部品に合致するエンティティを指定します。
  構成部品参照 2つかそれ以上の構成部品に共通の参照を合致するようエンティティを指定してください。 ひとつの合致がそれぞれの構成部品に加えられます。
  マルチ合致フォルダ作成 結果の合致をマルチ合致(Multi-Mates) フォルダでグループ化します。 フォルダ内の全ての合致の共通参照先、合致タイプ、距離等の内容は一回の操作で変更可能です。 さもなければ、個々の合致のシリーズがモデルに加えられます。
  寸法値のリンク 寸法をリンクします。 共有値ダイアログボックスの変数名は、マルチ合致フォルダ名と同様です。

マルチ合致フォルダの距離(Distance)合致と角度(Angle)合致でのみ使用可能です。

合致を右クリックしてマルチ合致から削除(Remove from Multi-Mate)をクリックすることによって、合致をマルチ合致フォルダから除去することができます。 フォルダを右クリックして、マルチ合致の解体(Dissolve Multi-Mate)をクリックすることによって、すべての合致をマルチ合致フォルダから取り除くことができます。 合致は合致(Mates) フォルダに現われて、相互のマルチ合致の関連はなくなります。

合致タイプ

現在選択されているものに適用できる合致のみが利用可能です。

一致 選択した面、エッジ、平面を(それぞれの組み合わせ、または単一の頂点との組み合わせにより)、同じ無限平面を共有するように配置します。 二つの頂点が一致するように配置します。
軸の整列状態 完全拘束構成部品

原点と座標系の間に一致合致を適用しているときに利用できます。

平行(Parallel) 選択したアイテムを、それらがお互いから離れている一定の距離に配置します。
垂直方向 選択アイテム間が 90° になるように配置します。
正接 選択したアイテムを相互に接するように配置します。 少なくとも 1 つの選択は、円筒、円錐、または球面である必要があります。
同心円(Concentric) 選択アイテムに共通の中心線が使用されるように配置します。

同心円合致で回転を防ぐには、合致ジオメトリを選択した後で 回転のロック (Lock rotation) を選択します。 このオプションが自動的に選択されるのは、穴ウィザード/Toolbox(Hole Wizard/Toolbox)のシステム オプションで Toolbox 構成部品の新しい同心円合致の回転をロック(Lock rotation of new concentric mates to Toolbox components)を選択した場合です。

2 つの穴を含む構成部品がある場合、不整列な合致を作成することによってそれらの穴が離れている距離が同じでないときでも、構成部品を合致することができます。 不整列タイプを選択します。
この合致を整列 最初の同心円を完全合致にし、リンクされた同心円に不整列合致に適用します。
関連した合致を整列 リンクされた同心円を完全合致にし、最初の同心円合致に不整列合致を適用します。
比率指定 </Z3> 不整列の半分をそれぞれの同心円合致に適用します。

ドキュメント プロパティで定義された値を使用しない場合は、最大偏差値を指定します。 最大偏差値を変更するには、ドキュメント プロパティを使用(Use Document Property)オプションをクリアします。

結果(Result)セクションでは、合致が対称的に不整列な合致 か、合致の 1 つ が不整列であるとして不整列合致が表示されます。

不整列同心円合致を使用するときは、不整列合致を解除(Remove link between mates)をクリックして同心円合致を反転させます。

不整列合致は、合致(Mates) フォルダの下の不整列(Misaligned)フォルダ に表示されます。

ロック 2つの構成部品間の位置と方向を維持します。
距離 選択アイテム間に指定の距離を設定して配置します。
角度 選択アイテム間が指定の角度になるように配置します。
  合致の整列状態 (Mate alignment) 合致整列を変更します。
整列 選択した面に対する法線ベクトルは同じ方向を向いています。
非整列 選択した面に対する法線ベクトルは反対方向を向いています。
設計テーブルで距離合致や角度合致の値をコントロールできます。 設計テーブルの列ヘッダーは、シンタックス dimension@mate_name を使用します。 たとえば、D1@Distance1。テーブルの本体セルに、寸法の値を入力します。 コンフィギュレーションの寸法 (Dimensions in Configurations) を参照してください。

合致(Mates)

合致(Mates)には、PropertyManager が開いている間に追加された全ての合致、あるいは編集中の全ての合致が含まれています。 合致(Mates)ボックスに複数の合致が含まれている場合、そのうちの 1 つを選択して編集できます。

1 度に複数の合致を編集するには、FeatureManager デザイン ツリーで複数の合致を選択し、右クリックしてフィーチャーの編集(Edit Feature)をクリックします。 全ての合致が合致(Mates)ボックスに表示されます。

オプション (Options)

新規フォルダーへ追加 (Add to new folder) FeatureManager デザイン ツリーの合致(Mates) フォルダの下で、新しい合致をフォルダに配置します。 このオプションを選択解除すると、新しい合致は合致(Mates) フォルダに現れます。
グループ合致(Group Mates)ステータス別(By Status)または個別ファスナー(Separate Fasteners)を選択した場合、新規フォルダーに追加(Add to New Folder)は使用できません。 グループ合致(Group Mates)にアクセスするには、合致(Mates) フォルダを右クリックします。
ポップアップ ダイアログを表示 合致を追加するとき、合致ポップアップ ツールバーを表示します。 このオプションが選択解除されている場合は、PropertyManager で合致を追加します。
プレビュー表示 合致を構成するのに十分な選択がされた時点で、合致のプレビューが表示されます。
位置付けのみに使用 構成部品は合致によって定義された位置に移動しますが、合致は FeatureManager デザイン ツリーに追加されません。 合致(Mates)ボックスには合致が表示されるので、構成部品の編集や移動を行うことができますが、合致(Mate)PropertyManager を閉じると、FeatureManager デザイン ツリーに合致は表示されません。
位置付けのみに使用(Use for positioning only)は、たくさんの合致を追加し、後で FeatureManager デザイン ツリーでそれらの合致を削除する、という作業の代わりに使用できます。
最初の選択を透明化 選択した最初の構成部品を透明化し、2 番目の構成部品の選択を容易にします。 このオプションは 2 番目の構成部品が最初の構成部品の後ろに隠れている場合に有効です。