コア作成の例（Example of Creating a Core）

この例において、プラスチック部品の正面にある窪んだフィーチャーは、取り外しの妨げとなりコアを必要とするモールド領域です。

最初に、加工するソリッド（この場合は キャビティ ボディ）上にスケッチを作成し、コアの輪郭を定義します。 そして コア ツールを使用してコアを作成します。

コアを作成するには：

1. 図のようにキャビティ ボディ（Cavity Body）の内側の面でスケッチを開きます。
   
   
2. 作成したいコアの輪郭をスケッチします。

   正面	右側面

   コアをスケッチする平面は、コアの抽出方向に垂直である必要はありません。 この場合、コアが移動する方向から 5°の勾配を持つキャビティ ボディの内側にスケッチが作成されます。

   抽出方向

   抽出方向の逆方向

3. スケッチを閉じます。
4. スケッチを選択した状態で、モールド ツールバーの コア をクリックするか、挿入 (Insert) > モールド (Molds) > コア (Core) をクリックします。
5. PropertyManager で、次のようにオプションを設定し、 をクリックします。
   コアに対する新しいボディが作成され、キャビティ ボディ（Cavity Body）から引かれます。
   
   

   FeatureManager デザイン ツリーのソリッド ボディ（Solid Bodies）フォルダー のコア ボディ（Core bodies）フォルダー に新しいコアが表示されます。

選択アイテム

コアの境界スケッチ	ステップ 2 で作成したコア スケッチを選択します。
抽出方向	図のようにキャビティ ボディの正面を選択します。
コア/キャビティ ボディ	キャビティ ボディの名前を表示します。

パラメータ（Parameters）

抜き勾配 オン/オフ	クリックして勾配を追加し、抜き勾配角度（Draft Angle）を 5に設定します。
外側に抜き勾配指定(O)	外側への抜き勾配角度を作成する場合に選択します。
押し出し状態（End Condition）	抽出方向の押し出し状態に ブラインド を選択し、抽出方向に沿った深さ を 50 に設定します。
押し出し状態（End Condition）	抽出方向から逆方向の押し出し状態に ブラインド を選択し、抽出方向とは反対側への深さ を 25 に設定します。
エンドキャップ追加	コアの押し出しサーフェスを定義する場合に選択します。