ツリーのコピー ダイアログ ボックス(Copy Tree Dialog Box)

[ツリーのコピー (Copy Tree)] ダイアログ ボックスでは、親ファイルをすべての参照込みでコピーして、オリジナルと関連しない 2 つ目のインスタンスを作成できます。

管理者によって特定のフォルダがコピー対象から除外されている場合は、警告 (Warnings) 列に警告が表示され、コピー (Copy) オプションは使用できません。

このダイアログ ボックスを表示するには、以下のようにします:

親ファイルを選択してツール > ツリーのコピーをクリックします。

[ツリーのコピー (Copy Tree)] には次のオプションがあります:

デフォルト コピー先 (Default Destination)

選択したファイルの現在のフォルダの場所が表示されます。 新しいパスを入力するか、移動先のパスを参照して指定することができます。

設定

グループは、収縮可能なインタフェースで、次の項目が含まれます。

使用するバージョン 最新 最新バージョンをコピーします。
参照済 参照バージョンをコピーします。
コピー タイプ ファイル 選択したファイルをコピー先フォルダにコピーします。
圧縮済みアーカイブ 選択したファイルをアーカイブ ファイルにコピーします。
このオプションを選択した場合:
  • 相対パスを保持 (Preserve relative paths)カードでシリアル番号を再生成 (Regenerate serial number in cards)、および 図面にモデルのファイル名を付ける (Name drawings after their models) オプションは使用できません。
  • 移動先フォルダのパス (Destination Folder Path) 列と ターゲット ファイル名 (Target File Name) 列はクリアされます。
アーカイブ ファイルがボルト内にある場合、アドミニストレーション ツールの ローカル設定 (Local Settings) セクションを使用して ZIP プログラムを設定していないと、警告 (Warnings) 列に警告が表示され、コピー (Copy) を使用できません。

SOLIDWORKS PDM では、7-zip と WinZip をサポートしています。 詳細については、アドミニストレーション ツール ヘルプの「7-zip を[ツリーのコピー (Copy Tree)]の圧縮アーカイブ プログラムとして設定する」を参照してください。

オプション Simulation を含む(Include simulation) 選択したファイルに関連付けられた SOLIDWORKS Simulation の結果をコピーします。
相対パスを保持 参照のパスを、コピーした親ファイルへの相対パスで保持し、必要に応じてフォルダ構成を作成します。 相対パスを保持 を選択解除すると、フォルダ階層がフラット化され、すべての参照ファイルが親と同じファイルにコピーされます。
図面も含める すべての関連する図面ファイルをファイル リストに表示し、参照ツリーをコピーする際に追加できるようにします。
カードでシリアル番号を再生成 もしデータカードでシリアルナンバーが使われているなら、連続で次のナンバーを割り当てます。 シリアル番号に名前変更 の変換には、ファイル名の指定に使用したシリアル番号がデータ カードでも使用されます。
図面にモデルのファイル名を付ける 図面ファイル名が関連付けられたアセンブリ、あるいは部品のファイル名と一致するようにします。

変換操作

選択する変換を使用して、選択ファイルのファイル名を変更します。
シリアル番号に名前変更(Rename with Serial Number)以外の変換は累積的に設定されます。 たとえば、プレフィックスとサフィックスの両方を追加できます。
プレフィックスを追加(Add Prefix) 入力したプレフィックス(接頭辞)をファイル名に追加します。
サフィックスを追加(Add Suffix) 入力したサフィックス(接尾語)をファイル名に追加します。
シリアル番号に名前変更 ファイル名をシリアル番号で置き換えます。
シリアル番号が SOLIDWORKS PDM アドミニストレーション ツールに定義されている場合にのみ使用可能。
ファイル リストでファイル名を右クリックし、シリアル番号に名前変更(Rename with Serial Number)と使用するシリアル番号を選択することもできます。 すべての選択ファイルに SOLIDWORKS アドインで定義されているシリアル番号が指定されている場合、そのシリアル番号は太字で表示され、リストの最初に表示されます。
置換 ファイル、またはフォルダ名で文字列を置き換えます。
置換(Replace)ダイアログ ボックスで以下を行います:
  1. 検索する文字列(Find what)に置換する文字列を入力します。
  2. 置換後の文字列(Replace with)に置換後の文字列を入力します。
  3. すべてのファイル、または選択されたファイルのみに変更を適用するかどうかを選択します。
  4. ファイル名、フォルダ名、または両方に変更を適用するために選択します。

フィルタの表示

表示するファイルのリストをフィルタするテキストを入力できます。 列選択ドロップダウンで、フィルタ処理を特定の列に限定できます(たとえば、ファイル名 (File name)すべての列 (All Columns) など)。

デフォルトでは、フィルタは 全ての列(All Columns) が適用されます。 全ての列(All Columns) リストを展開し、フィルタを適用する特定の列を選択できます。 入力したテキストが検索され、テキストを含む行が表示され、容易に識別できるようにテキストがハイライト表示されます。

検索フィールドでは、次のワイルドカード文字がサポートされています。 *、?、%、-、.、""。
*文字列 この文字列で終わるテキストを含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
文字列* この文字列で始まるテキストを含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
* の代わりに、 ? または % を使用できます。
-文字列または文字列- この文字列を含む行が表示されます。
ハイフンが最初にある場合、この文字列で終わるテキストがピンクで表示されます。 ハイフンが最後にある場合、この文字列で始まるテキストがピンクで表示されます。
"文字列" この文字列を含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
.文字列または文字列. 文字列を含む行を表示し、先行または後続の文字(ピリオドの位置に依存)と文字列を高輝度表示します。

フィルタ オプションには次のものが含まれます:

フィルタを反転 (Invert filter) または ! フィルタは、 をクリックするか、検索フィールドでテキストのプレフィックスとして ! 文字を入力することで反転させることができます。

入力したテキストを含まないファイルが表示されます。

フィルタ
  • ファイルの種類
    • アセンブリ
    • 部品
    • 図面
    • その他
  • コピーするために選択
    • はい、選択済み
    • いいえ、未選択
  • 名前/パスの変更
    • はい、変更済み
    • いいえ、未変更

フィルターを適用すると、X 記号付きのアイコンが表示されます。 アイコンをクリックすると、フィルターがクリアされます。

すべての列(All Columns) 入力したテキストと選択した列に基づいてファイル リストをフィルタリングします。 次のいずれかの列を選択できます。
  • ファイル名
  • 警告
  • Version
  • チェックアウト設定者
  • チェックアウトされた場所
  • 見つかった場所
  • 移動先フォルダ パス(Destination Folder Path)
  • ターゲット ファイル名(Target File Name)
  • ステータス(State)
このフィルターは、ファイル リストに表示されるすべてのカスタム列をサポートします。
すべてクリア(Clear All) すべてのフィルターを削除します。 これは、フィルター (Filter) でオプションを選択すると表示されます。

ツールバー ボタン

次の警告/前の警告

ファイル リスト内で、警告が発生している前のファイルから警告が発生している次のファイルにフォーカスを変更します。

レベル ファイル階層全体(すべてのレベルを表示(Show All Levels))またはトップ レベルのファイル階層のみ(トップ レベルのみ(Top Level Only))のファイル参照が表示されます。

デフォルトでは、最後に使用した設定になります。

ファイル名(File name)列の コントロールと コントロールを使用して階層の展開または折りたたみを行うこともできます。

ファイル リストを開く すべて開く(Open All): Microsoft Excel でファイルのリストを開きます。
表示を開く(Open Visible): Microsoft Excel で表示ファイルのリストを開きます。
ファイル リストを保存(Save File List) すべてをエクスポート(Export All): すべてのファイルのリストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。
表示をエクスポート(Export Visible): 表示ファイルのリストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。

ファイル リスト(File List)

ファイル リストを以下に使用します:
  • コピーするファイルを選択します。
  • 変換に使用して名前の変更を行うファイルを選択します。
  • 新しいファイル名とパスを確認します。

表示される列を変更するには、任意の列ヘッダーを右クリックし、表示する列を選択するか、非表示にする列を選択解除します。 詳細(More)をクリックして列の選択(Choose Columns)ダイアログ ボックスから変数を選択すると、SOLIDWORKS PDM 変数に基づいた列を最大 10 個まで追加できます。

列の見出しをクリックして、テーブルのデフォルト列とユーザー定義列を昇順、降順、またはデフォルトの順序で並べ替えることができます。 列の並べ替えは、大きなデータセットで役立ちます。 列を昇順または降順に並べ替える場合、列は緑でハイライトされ、矢印が表示されます。 テーブルで列を並べ替えると、SOLIDWORKS PDM によってファイル構造階層が除去されます。 並べ替えにより、ツリー ラインを表示(Show Tree Lines)参照選択コントロールを表示(Show Reference Selection Control)がオフになります。

列の位置を変更するには、列のヘッダーをドラッグします。

タイプ ファイル タイプ アイコンの上にポインタを移動すると、ファイルのサムネイル プレビューが表示されます。
ファイル名

選択されたファイルとそれらによって参照されるファイルを表示します。 アセンブリでは、リストは図面、部品、サブアセンブリと SOLIDWORKS Simulation ファイルを含むことができます。

関連する図面は、現在のフォルダまたはボルト内の他の場所にあるフォルダのどちらに含まれていても構いません。 デフォルトで、SOLIDWORKS PDM は関連する図面のすべてのボルトをチェックします。 この範囲は、管理者設定によって異なります。
警告 警告 ターゲット ファイルは既に存在します(Target file already exists)ボルトの外(Outside of the vault)ファイルは再構築されていません(The file is not rebuilt)など)を表示します。警告は、管理者が警告でのブロックを設定している場合、チェックインの妨げとなることがあります。
デフォルト移動先を指定しない限り、警告 ターゲット ファイルは既に存在します (Target file already exists) が表示されます。デフォルトでは、デフォルト移動先 (Default Destination)移動先フォルダ パス (Destination Folder Path) が同じためです。
ファイルは再生成されていません(The file is not rebuilt )の警告をクリックして、再生成が必要な参照リストを表示します。
警告またはエラーが発生しているファイルをすばやく探し出すには、次の警告(Next Warning) および前の警告(Previous Warning) ツールバー ボタンを使用するか、数値キーパッドで Ctrl キーを押しながら上矢印キーまたは下矢印キーを押します。
コピー コピーするファイルを選択できます。
Version ローカルで修正される場合、最初の数はローカル(キャッシュされた)バージョン、またはハイフン(-)です。 2番目の数はボルトでの最新バージョンです。

たとえば、4/6 はバージョン 4 と 6 を意味します。

チェックアウト設定者 ファイルをチェックアウトしたユーザー、またはチェックアウトされていない場合は空白です。 チェックアウトしたファイルだけをチェックインすることができます。

ユーザー名にポインタを合わせると、ログイン ステータス、チェックアウトしたファイル数、ユーザーに電子メールを送信するためのリンクなどのユーザー情報がポップアップ ウィンドウに表示されます。

チェックアウトされた場所 ファイルがチェックアウトされたコンピュータとローカルなフォルダ、またはチェックアウトされていない場合は空白です。
見つかった場所 ファイルを含むボルトフォルダです。
移動先フォルダ パス(Destination Folder Path) デフォルト移動先 (Default Destination) フィールドに指定したパスが表示されます。 ファイルのコピー先を変更する場合は、このパスを編集します。
コピー先フォルダのパスにポインタを移動すると、 ボタンが表示され、ファイルの新しいコピー先を選択できます。
ターゲット ファイル名(Target File Name) コピー後のターゲット ファイル名を表示します。

たとえば、変換を使用してファイルの名前を変更する場合、新しい名前が表示されます。

ターゲット ファイルの名前を編集できます。

コピーでのチェックイン

コピー時にファイルをチェックインします。

オプションで、チェックイン コメントを入力できます。

コピーの合計 (Total to Copy)

コピー用に選択したファイルの数とタイプが表示されます。
警告 は、コピー対象として他のファイルも選択されているが、現在のフィルターが原因でファイル リストに表示されていないことを示します。

全リセット

すべての変換操作設定をデフォルト値にリセットします。

ショートカット メニューのオプション

次のメニューオプションにアクセスするためにファイルリストを右クリックします:

列(Columns) 列を表示したり非表示にしたりできるよう、列のヘッダーを一覧表示します。

現在表示されている列は、チェック マークで示されます。

詳細(More)をクリックすると列の選択(Choose Columns)ダイアログ ボックスが開きます。ここで列のヘッダーのベースとなる SOLIDWORKS PDM 変数を選択すると、最大 10 個の列を追加できます。

参照表示の選択コントロール 参照を持つファイル(部品を持つアセンブリなど)について、親ファイルの右側にある 2 番目のチェック ボックスをオンにします。

親ファイルのみを選択または選択解除する場合は、左側のチェック ボックスを使用します。

親ファイルとそのすべての参照を選択または選択解除する場合は、右側のチェック ボックスを使用します。

すべてのチェック ボックスが同じステータスではない場合、追加のチェック ボックスには が表示されます。

すべて選択(Select All) すべてのファイルを選択し、コピー 列を選択または選択解除できます。
ファイルの選択 ワイルドカードを指定してファイルのグループを選択することができるダイアログ ボックスを表示します。 その後、1 回のキー入力のみで コピー 列のファイルを選択または選択解除できます。
ツリー ラインを表示 ファイル名列にツリー ラインを追加します。
サムネイル プレビュー サイズの変更(Change Thumbnail Preview Size) サムネイル プレビューのサイズを小(Small)中(Medium)、または大(Large)として変更します。 デフォルトでは、中(Medium)が選択されています。
1 つのテーブルでサイズを選択すると、SOLIDWORKS PDM によって、該当するテーブルとタブに同じサイズが設定されます。 中(Medium)または大(Large)を選択した場合、SOLIDWORKS 以外のファイルのサムネイル プレビューがクリアされないことがあります。
すべてのファイルをコピー コピー(Copy)列のすべてのファイルを選択します。
すべてチェック解除 コピー(Copy)列のすべてのファイルを選択解除します。