カメラ PropertyManager

カメラ PropertyManager は、選択したカメラのプロパティをコントロールします。

PropertyManager が開いているときには、グラフィック領域内でカメラ、ターゲット、および視野をドラッグすることができます。

この PropertyManager を表示するには:

  1. DisplayManager を開き、シーン/照明/カメラ表示(View Scene, Lights and Cameras) をクリックします。
  2. カメラ を右クリックし、カメラ追加(Add Camera)をクリックします。

カメラ タイプ(Camera Type)

ターゲットに向ける カメラのドラッグ時や他のプロパティの指定時に、ターゲット ポイントに視線を維持します。
フローティング カメラを任意の場所に移動します。 カメラはターゲット ポイントにロックされません。
数値コントロールの表示 カメラとターゲット位置に対する数値フィールドを表示します。 選択が解除されている場合、グラフィック領域でクリックすると位置を選択できます。
トライアドをカメラで整列 カメラの方向にドライアドを整列します。 選択が解除されている場合、トライアドは全体座標系に整列します。

フローティング(Floating)を選択した場合に使用できます。

カメラ位置固定(編集時を除く) カメラ ビューを編集する間を除いて、カメラ ビューでビュー(View)コマンドを使用不能にします。

ターゲット ポイント(Target Point)

ターゲットに向ける(Aimed at target)を選択した場合に使用できます。

  選択アイテムでターゲット指定 ターゲット ポイントを指定します。 グラフィック領域では、モデル上の点、エッジ、面をクリックできます。
ターゲット ポイントを選択してからドラッグするには、Ctrl キーを押してドラッグします。 選択アイテムでターゲット指定 がクリアされ、選択は使用不能になります。しかし、参照は保持されます。 選択アイテムでターゲット指定(Target by selection)を再び選択すると、ターゲット ポイントは選択可能に戻ります。

選択エッジ/直線/曲線に沿った距離の割合(Percent distance along edge/line/curve):

エンティティに沿ってターゲット ポイントの距離を指定します。

X 座標系をターゲット

モデル原点を基準に X 軸の位置を指定します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択し、選択アイテムでターゲット指定(Target by selection)を選択解除した場合に使用できます。

Y 座標系をターゲット

モデル原点を基準に Y 軸の位置を指定します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択し、選択アイテムでターゲット指定(Target by selection)を選択解除した場合に使用できます。

Z 座標系をターゲット

モデル原点を基準に Z 軸の位置を指定します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択し、選択アイテムでターゲット指定(Target by selection)を選択解除した場合に使用できます。

カメラの位置(Camera Position)

選択アイテムで位置指定 選択に基づいてカメラの位置を指定します。 カメラは空間内の任意の場所に配置できます。 カメラは、モデル内部を含む構成部品上やスケッチ内のエンティティに取り付けることができます。
選択アイテムで位置を選択した場合にカメラ ポイントをドラッグするには、Ctrl を押してドラッグします。 位置指定(Position by selection) がクリアされ、選択は使用不能になります。しかし、参照は保持されます。 選択アイテムで位置指定(Position by selection)を再び選択すると、カメラ位置は選択可能に戻ります。

選択エッジ/直線/曲線に沿った距離の割合(Percent distance along edge/line/curve):

エンティティに沿ってターゲット ポイントの距離を指定します。

球形 ターゲットのゼロ ポイントを含む Z 軸を中心とした球形を基準に、ターゲットに相対的な値を設定して、数値でカメラ位置を指定します。

選択アイテムで位置指定(Position by selection)を選択解除した場合に使用できます。

ターゲットからの距離(Distance from target)

ターゲットの経度(Longitude about target)

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択した場合に使用できます。

ターゲットの緯度(Latitude about target)

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択した場合に使用できます。

デカルト モデル原点を基準にした値を設定することで、数値でカメラ位置を指定します。

選択アイテムで位置指定(Position by selection)を選択解除した場合に使用できます。

カメラ X(Camera X)

カメラを X 軸に沿って移動します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択した場合に使用できます。

カメラ Y(Camera Y)

カメラを Y 軸に沿って移動します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択した場合に使用できます。

カメラ Z(Camera Z)

カメラを Z 軸に沿って移動します。

数値コントロールの表示(Show numeric controls)を選択した場合に使用できます。

カメラの回転方向

カメラの方向を定義します。

  選択アイテムでロール指定 カメラの上方向を定義します。 面または平面を選択した場合には、平面に垂直な直線が上方向を定義します。

ターゲットに向ける(Aimed at target)を選択した場合に使用できます。

  反対方向 カメラを 180 度反転します。

選択アイテムでロール指定(Set roll by selection)の上方向を指定した場合に使用できます。

ヨー(左右) カメラ アングルを左右に移動します。

フローティング(Floating)を選択した場合に使用できます。

ピッチ(上下) カメラ アングルを上下に移動します。

フローティング(Floating)を選択した場合に使用できます。

ロール(ねじれ) カメラのロール アングルを移動します。

ターゲットに向ける(Aimed at target)またはフローティング(Floating)を選択し、選択アイテムでロール指定(Set roll by selection)を選択解除した場合に使用できます。

視野

視野はレンズのサイズを指定します。

パース表示 カメラ ビューにパース表示を追加します。
  標準レンズのプリセット レンズを指定します。 ユーザー定義角度(Custom Angle)を選択した場合には、表示角度(View Angle)で角度を指定します。
表示角度 表示角度を指定します。 表示矩形の高さは、表示角度の変化により調整されます。
表示矩形の高さ 表示矩形の高さを指定します。 表示角度は、高さの変化により調整されます。
表示矩形までの距離 表示矩形までの距離を指定します。 表示角度は、距離の変化により調整されます。
  アスペクト比 (幅 :高さ) 縦横比を指定します。 次のフォーマットは等しくなります: 1.334 : 34 / 3、および 4 x 3

右のビューポートのカメラ ビューには、カメラから見えるモデルの形状と領域が表示されます。

  アスペクト比のドラッグ グラフィック領域で表示矩形のフィールドをドラッグする際に、縦横比を変更します。 選択解除すると、ドラッグした場合にスケールのみが変更されます。

被写界深度

PhotoView 360 を有効にした場合に使用できます。PhotoView 360 は、SOLIDWORKS Professional および SOLIDWORKS Premium で使用できます。 PhotoView 360 を有効にするには、CommandManager で SOLIDWORKS アドイン(SOLIDWORKS Add-Ins)タブをクリックし、PhotoView 360 をクリックします。

被写界深度 オブジェクトに焦点が合う領域を指定します。 平面がグラフィック領域に表示され、フォーカス平面と焦点消失平面を示します。

フォーカス平面の両側に焦点消失平面が表示され、おおよその焦点損失が示されます。 フォーカス平面を横切っているモデルの部分がフォーカスされます。

  選択アイテムで焦点指定 グラフィック領域をクリックしたときのフォーカス平面までの距離を指定します。 フォーカス平面から焦点消失平面までの距離を調整できます。
焦点面までの距離 フォーカス平面までの距離を指定します。

選択アイテムで焦点指定(Focus by selection)を選択解除した場合に使用できます。

焦点面から焦点の消失までの近似距離 フォーカス平面から焦点消失平面までの距離を指定します。

遠い距離のオブジェクト表示は、オブジェクトがカメラに近い時よりも少ないピクセルで表示されるため、焦点消失平面は焦点面から等距離ではありません。 焦点消失距離の設定は精密なものではありませんが、距離の指定により結果の繰り返しが可能になります。