荷重定義マネージャー

荷重条件マネージャーを使用すると、(一次) 荷重定義から (二次) 荷重組み合わせをすばやく定義し、モデルに対するさまざまな荷重組み合わせの影響を評価できます。

SOLIDWORKS Simulation Professional と SOLIDWORKS Simulation Premium で利用できます。

静解析スタディの荷重条件マネージャーにアクセスするには:

Simulation 静解析スタディ ツリーの上部のアイコンを右クリックし、荷重条件マネージャー をクリックします。

荷重定義ビュー

  一次荷重定義 (Primary Load Cases) 一次荷重定義を、対応する荷重、拘束、および結合定義と共にリストします。 たとえば、各一次荷重定義は、死(Dead)荷重、活(Live)荷重、風(Wind)荷重、または地震(Earthquake)荷重に対応させることができます。 各荷重定義で、荷重定義の値を変更または抑制できます。
  • セル内の下向き矢印 をクリックし、その値を変更するか、対応する荷重定義からそれを抑制します。
  • 一次荷重定義を追加するには をクリックします。
一次荷重定義の名前を変更するには、名前を選択し、新しい名前を入力します。
すべて表示 (Show All) (フィルターなし) スタディ定義の表示/表示を変更します。
拘束の表示/非表示 (Show/Hide Fixtures) すべての拘束定義の表示/表示を変更します。
外部荷重の表示/非表示 (Show/Hide External Loads) すべての外部荷重定義の表示/表示を変更します。
結合荷重の表示/非表示 (Show/Hide Connector Loads) すべての結合定義の表示/表示を変更します。
  荷重定義組み合わせ (Load Case Combinations) 二次荷重定義を一次荷重定義の線形組み合わせとして追加するには、 をクリックします。 関係式の編集 (Edit Equation) ボックスに、線形荷重の組み合わせを記述する関係式を入力します。次に例を示します。

1.4 * "Load Case 1" + 1.6 * " Load Case 2"

関係式エディタの内部をクリックすると、サポートされている関数(Functions)のリスト メニューが表示されます。
サポートされているすべての関数の一覧については、SOLIDWORKS ヘルプ演算子、関数、および定数(Operators, Functions and Constants)を参照してください。
  結果の追跡 (Track Results) Simulation データ センサーを追加して、選択した結果の数量 (一次荷重および荷重定義組み合わせ用) を監視し、指定された制限値から値が外れたときに警告を表示するには、 をクリックします。

結果表示

荷重定義組み合わせを設定した後、実行 をクリックします。

追加された Simulation データ センサーの結果を表示するには、結果ビュー (Results View) タブ に切り替えます。

行/列の転置 (Transpose rows and columns) 結果データ行列の行と列を入れ替えます。
一次荷重定義および荷重定義組み合わせの間で結果をフィルターできます。
  • 一次荷重定義の表示/非表示(Show/Hide Primary Load Cases) をクリックします。
  • 荷重定義組み合わせの表示/非表示 (Show/Hide Load Case Combinations) をクリックします。
センサー結果の表示/非表示 (Show/Hide Sensor Results) Simulation データ センサーによって監視された結果の表示/非表示を変更します。
入力荷重の表示/非表示 (Show/Hide Input Loads) 入力荷重の表示/非表示を変更します。

結果プロットは、Simulation 静解析スタディ ツリーの 荷重定義結果 に保存されます。

特定の荷重定義の結果を、その名前を含むセルをクリックすることでロードできます。 現在の荷重定義の名前は、Simulation スタディ ツリーで参照されます。

入力データを外部 .csv ファイルからロードする (Load the input data from an external .csv file) (前に保存された)荷重条件マネージャーの入力データ を、カンマで区切られた *.csv ファイルからインポートします。
データを外部 .cvs ファイルに保存する (Save the data to an eternal .cvs file) 荷重条件マネージャーの入力データを、カンマで区切られた *.csv ファイルに保存します。 ファイルを表示するには、テキスト エディタや Microsoft Excel を使用します。
レポート作成 選択された各一次荷重定義または荷重組み合わせに対して、1 つのレポート ドキュメントを作成します。 レポート (Report) (Simulation スタディ ツリー) で、発行済みのレポートにアクセスできます。 レポートは、編集、削除、および再発行できます。
eDrawings 作成 選択された荷重定義の結果を単一の eDrawings ファイルに保存します。
荷重定義マネージャー では、H-アダプティブおよび P-アダプティブ メッシュ法はサポートされていません。

荷重定義マネージャ用に最適化されたソルバのパフォーマンス

Intel 直接スパース(IDS)ソルバは、複数の荷重ケースを持つ線形静解析スタディでのパフォーマンスを最適化するために再設定されています。

複数の荷重ケースを持つ線形静解析スタディのために最適化された Intel 直接スパース(IDS)ソルバのパフォーマンスでは、次のようなことが確認されています。
  • 最大 25 個の荷重ケースに対する解析時間の改善が確認されています。 25 個を超える荷重ケースを使用した線形静解析スタディでは、ソルバのパフォーマンスによる解析時間の改善により、時間のかかる後処理機能とのバランスが調整されています。
  • パフォーマンスを高度に最適化する場合に設定されているのは IDS だけです(FFE plus ソルバにもパフォーマンス上のメリットがありますが、IDS ほどではありません)。 直接スパースまたは大規模な問題の直接スパース ソルバを選択した場合、ソフトウェアは内部的に IDS ソルバに切り替えます。
  • 次に関する最適化されたソルバのパフォーマンスを確認できます: 圧力、力、トルク、およびリモート荷重の力とモーメント成分。 他のすべての荷重タイプ、コネクタ、およびゼロ以外の強制変位は、パフォーマンス上の利点を確認するために、すべての荷重ケースでまったく同じにする必要があります。 ソフトウェアにより、荷重定義マネージャの荷重ケースはグループにまとめられ、(上記のように)同じようなフィーチャーが含まれる荷重ケースが、最適化されたパフォーマンス スキームと共に実行されるようになります。 異なるフィーチャーを含む荷重ケースは、このような最適化を行わずに実行されます。
  • 接触または仮想壁の接触が荷重ケースに存在する場合、および分散した梁の荷重が荷重ケース間で異なる場合、最適化されたソルバ パフォーマンスは有効になりません。
  • IDS 関係式ソルバによって一般的な線形静解析スタディを解決する場合、解で最も時間がかかる部分は、全体剛性マトリックスを計算に入れることであり、これには解全体の 80% 以上が費やされます。 最適化されたパフォーマンス スキームでは、剛性マトリックスがすべての荷重ケースでまったく同じであるため、この因数分解は 1 回しか行われません。 最適化されていないパフォーマンス スキームでは、各荷重ケースの解析に対して同じ因数分解が繰り返されます。