接触問題

本ソフトウェアでは、静解析、非線形解析、動的解析、落下試験、熱伝導解析での接触条件をアセンブリとマルチボディにも対応してサポートしています。静解析と非線形解析では、接触面で摩擦係数を考慮することもできます。

接合部(Connections)アイコンは、そのようなスタディの Simulation スタディ ツリーに表示されます。接触セット(Contact Sets) と 部品接触(Component Contact)オプションは接触に関連するオプションを参照します。熱伝導解析では、熱接触抵抗をシミュレートできます。

接触条件を伴うスタディはそれを伴わないスタディよりも計算に時間がかかります。静解析スタディのプロパティで大変位フラグをアクティブにすると、荷重が徐々に増すためさらに長い時間がかかります。

静解析は、ほかに非線形性が見られない場合にのみ、接触問題の解決に使用できます。そうでない場合、非線形解析を行う必要があります。静解析スタディから非線形スタディまで接触定義をドラッグすることができ、その逆もできます。これらの接触の定義が両方のスタディ タイプで利用できることを確実にする必要があります。

デフォルトで、ソフトウェアはアセンブリ構成部品が接触する境界において結合しているものと仮定します。接触条件を全体、部品、局所設定で定義することができます。部品または局所設定が定義されていない場合、全体設定が適用されます。接触するエンティティ間の自動ボンドを参照してください。局所設定が定義されていない場合、部品接触が適用されます。

局所面(面-面)接触は熱伝導解析では熱抵抗接触として定義することができます。シュリンク接合接触条件は、シュリンク接合問題のシミュレートを実行するために定義します。

接触条件は、メッシュによって表されます。接触条件を変更した場合は必ずメッシュを再度作成する必要があります。

詳細については、メッシュ作成(Meshing)のセクションを参照してください。