駆動管継手と従動管継手

電気ルートの端部管継手は、ほぼすべてが駆動側です。ただし、配管またはチューブの端部管継手は、駆動側にも従動側にもなることができます。

新しい管継手をルートに追加すると、その駆動状態が自動的に設定されます。次の状態があります。
  • 管継手をドロップしてルートを開始した場合、その状態は駆動になります。
  • ルートの編集中に管継手をグラフィック領域または配管ラインの端部にドロップした場合、その状態は従動になります。
  • SmartMates または合致参照を使用して他のジオメトリに合致された管継手をドロップした場合、その状態は駆動になります。

駆動管継手は、アセンブリによって制御されます。合致と他のコマンドを使用して、構成部品の移動、回転、方向変更を実行できます。駆動管継手に接続されたスケッチ ジオメトリとルートは、構成部品を自動的に調整します。

従動管継手は、ルート スケッチによって制御されます。従動管継手は、スケッチ内のジオメトリにアタッチされます。構成部品を移動するには、スケッチ ジオメトリを編集する必要があります。

駆動状態を変更する

端部管継手に合致を追加する必要がある場合は、その状態を駆動から従動に変更できます。駆動状態は、フランジ、T 継手、レジューサ、管内バルブなどの端部管継手に適用されます。エルボは、ドラッグ/ドロップを使用してルートに追加した場合は管継手として扱うことができます。

端部管継手の駆動状態を変更するには:

  1. ルート アセンブリを、ルート編集(Edit Route)以外のモードで編集します。ルート編集(Edit Route)モードの場合は、ルートを終了します。
  2. 端部管継手を右クリックし、スケッチを管継手に拘束(Constrain sketch to fitting)を選択します。
    状態が、従動から駆動に変わります。この構成部品にアセンブリ コマンドを使用するか、合致を追加できます。
スケッチを管継手に拘束(Constrain sketch to fitting)または管継手をスケッチに拘束(Constrain fitting to sketch)コマンドが使用できない場合は、次の理由で駆動状態を変更することはできません。
  • 管継手に既に合致が追加されている。
  • 管継手が駆動状態への変更を許可されていない。
  • 通常は、配管ラインを開始または終了するフランジの駆動状態だけを変更できます。

配管を拘束する必要があるが、状態を変更できないか合致を使用できない場合は、配管スケッチ ジオメトリにスケッチ拘束を追加できます。たとえば、配管に同一線上拘束を追加すると、T 継手に同一線上合致を追加したときと同じ結果を得ることができます。